「仕事って悪くないかも」若手社員と中学生が“働く未来”をソウゾウしてみた
創業者・松下幸之助は未来を担う若者たちへの応援メッセージを数多く残しています。その思いは、いまもわたしたちの大きなテーマのひとつ。連載企画「youth for life(ユースフォーライフ)」では、若者が、自分や誰かの人生とくらしのために、その「青年の力(興味、関心、熱意、素直な心)」を大いにのびのびと、正しく使おうと模索する姿を発信していきます。
2021年12月、パナソニックセンター東京で、東京都江東区にある「小中一貫校 有明西学園」の8年生に向けて社員と学生の交流会が開催されました。「ブランド部門」「営業部門」「デザイン部門」など多岐にわたる領域から5名の若手社員が登壇。中学生のみなさんへ、自身の仕事内容やいまの仕事を選んだ理由について語りました。
登壇した社員の想いや当日の様子 は、こちらの記事をご覧ください。
「好き」という気持ちをたいせつに。若手社員と中学生の思いの交流
イベントでは、若手社員からのメッセージのほか、パナソニックの多岐にわたる事業を紹介する動画や、パナソニックセンター東京の展示が紹介されました。動画には、車載電池事業や介護ビジネス、オリンピックやパラリンピックの演出などさまざまな仕事が登場。そのすべてに共通するのは「事業を通じて、人々の暮らしを良くしていきたい」という想いです。
そんなチームとしての想いをベースとしながら、登壇した5人から共通して伝えられたのは「好きという気持ちや自分らしさをたいせつに、いっしょにより良い未来をつくっていきましょう」というメッセージ。
この記事では、イベントに参加してくれた中学生のみなさんから寄せられた感想をご紹介したいと思います。
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ふだん何気なく使っている家電でも、あらためてつくり手の想いや製造の過程を知り、「たいせつにしよう」という気持ちが芽生えたとのこと。当日出席したメンバーだけでなくメーカーとして日々お役立ちを考えるパナソニック全社員に共有したい、うれしいご感想でした。
中学生というと、将来について考える機会が少しずつ増えてくる時期。いただいたご感想から、将来を真剣に考えている十代のみなさんの姿が目に浮かびます。具体的な夢に向けてがんばっている人も、夢を探している途中の人も、それぞれが自分らしく歩んでいける未来を支えていきたい、と心から思いました。
パナソニックには「物心一如(ぶっしんいちにょ)」という考え方が根付いています。物と心の両面での豊かさに満ちた「理想の社会」の姿を思い描き、その実現に向けて邁進していく。そんな会社の方針を共有する同志として、社員一人ひとりが社会に対し役立ってくれることを目指しています。今回のようなイベントも「ものをつくる前に人をつくる」という理念のもと、次世代の豊かな未来への貢献を考え企画しました。その想いを感じていただけたことがとてもうれしいです。
感無量です……! ぜひまたこのようなイベントを開催できたらと思います。
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パナソニックというひとつの会社の中にもさまざまな事業があり、世界には25万人を超える社員がいます。それぞれ夢や理想は違いますが、根本にある信条を共有しながら、一人ではなしとげられないことにも挑戦してきました。そんな私たちの仕事への姿勢を少しでも感じていただくことができていたらうれしいです。
実はパナソニックには、個人の想いやアイデアから創出された製品や事業がたくさんあります。
登壇した若手社員たちも繰り返し伝えていましたが、自分のなかの“好き”という気持ちと向き合い、小さな興味や趣味の世界を大事に好奇心の種を育てて、将来につなげていってほしいと強く感じます。
参加してくれた中学生が持っている“好き”という気持ちが、いつかどこかで未来をつくる“仕事”になったら――。そんなすてきなソウゾウを膨らませる有意義な時間となりました。