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中学生に伝える、私たちが「#この仕事を選んだわけ」

こんにちは、ソウゾウノート編集部です。今回は、パナソニックで活躍する若手社員5名の「#この仕事を選んだわけ」をご紹介いたします。

みなさんは中学生のころ、どんな職業に就きたいと思っていましたか?当時は、こんなに多種多様な職種があることも、自分の「好き」がどんな仕事につながるかもわからなかった人が大多数ではないでしょうか。

2021年12月23日、東京都江東区にある「小中一貫校 有明西学園」の8年生がパナソニックセンター東京に来館しパナソニックの若手社員と交流するプログラムに参加しました。「ブランド部門」「営業部門」「技術部門」などさまざまな分野で働くパナソニックのメンバーが、実際の商品や動画を見せながら仕事の内容を中学生のみなさんに紹介。その仕事を選んだ理由や働くことへの想いも共有しました。どんな原体験が現在の仕事につながったのか、現役中学生に向けて語られた5人の物語を少しだけのぞいてみましょう。

モノづくりの根本を支える「人」を支えたい

尾崎 凛々子(おざき・りりこ)さん
くらし事業本部 くらしアプライアンス社 人事センター 人事戦略部 採用課

尾崎さんは現在、新卒採用を行う部署で、技術系の学生に向けたインターンシップの企画や推進、選考スキームの設計を行っています。昨年までは、洗濯機の機能設計をしていました。

尾崎: 共働き世帯が増える中で、家事負担の軽減に貢献したいと思っていました。自分も共働き家庭で育ったため、家族団らんやプライベートの時間に“水を差す家事”を減らしたかったんです。

技術の現場で充実した日々を送っていた尾崎さんは、モノづくりを通して、ある考えを抱くようになります。 

尾崎: 社員の充実なくしては、良い製品は生み出せない。そう感じた私はモノづくりの根本を支える人に関わるところで、会社に貢献したいと考えるようになりました。誰にとっても充実感を持って働ける職場づくりをしたいと思い、今の部署へ異動しました。

大きなキャリアチェンジをした尾崎さんが、中学生のみなさんに伝えたのは「自分の人生は自分でしか決められない」ということでした。

 尾崎: 人生でたいせつな決断をしなければならないとき、周りからいろいろな言葉をかけられると思います。私も10年間続けてきたフェンシングをやめると決めたときや、設計者から人事へのキャリアチェンジを決めたときには、さまざまな意見をいただきました。でも、自分の人生は自分でしか決められません。自分が納得できる人生にできるかどうかはすべて自分次第ということです。「こうするべき」「こうあるべき」といった言葉に惑わされず、みなさんも、本当に自分が情熱を注げることを見つけて進んでほしいなと思います。

「パナソニックらしさ」をつくる仕事

伊藤 綾香(いとう・あやか)さん
オペレーショナルエクセレンス社 ブランド戦略センター リエゾン室 海外1課

伊藤さんは、中国と北米を対象に、パナソニックブランドの価値向上に向け、戦略の選定などを行う部署に所属しています。子どものころから海外に興味があり、大学時代にはインドでのインターンシップに参加。そこでの衝撃が彼女の原体験でした。

伊藤: インドでは当たり前のように停電がありました。世界には解決できる社会課題がまだたくさんある。そのことを実感した私は、グローバルな仕事ができるパナソニックに入社を決めました。

はじめて配属されたのは、国内の自動車メーカー向けの営業職。仕事をする中で、取引先から繰り返し言われた「パナソニックならではの提案をしてほしい」という言葉に、毎回背筋の伸びる思いがしたそうです。

 伊藤: 営業としてお客さまと向き合うときは、パナソニックというブランドイメージから生まれる期待をいつも感じていました。次第にブランドそのものにかかわる仕事に興味を持つようになり、現在の部署へ異動を希望しました。

異動後は、念願の海外に関わることのできる部署に。中国での現地カンパニー立ち上げのプロジェクトメンバーとして1カ月半ほどの北京出張を経験しました。当時を振り返りながら「現地で中国人のコミュニケーションスタイルを経験したことはエキサイティングでしたし、施策を考える際の裏付けにもなりました」と語ります。

そんな伊藤さんが中学生に伝えたいことは「チャレンジングな場面で得られる気づきをたいせつにすること」。

 伊藤: 結果を出すことはもちろんたいせつですが、それだけがすべてではありません。そのときの自分の気持ち、気づき、違和感を無視せず、それを原動力にすることのほうが長い目で見たらたいせつだと思っています。

パナソニックのメッセージを若者に届ける

金田 悠佑(かねだ・ゆうすけ)さん
オペレーショナルエクセレンス社 スペースクリエイツセンター
パナソニックセンター東京 プロモーション課

金田さんは、パナソニックのコーポレートショールームであるパナソニックセンター東京で、おもに若年層を対象としたパナソニックのブランド認知度の向上やブランドイメージの変革を目的とした活動を行っています。


 金田: 就職活動中は、人々の生活に寄り添ったり、より良いくらしを提供できる仕事がしたいと思っていました。加えて、幼少期を海外で過ごした経験から、将来は海外で仕事がしたかったため、グローバルに活躍できるパナソニックを選びました。

東京2020オリンピック・パラリンピックの期間中は、パナソニックセンター東京でも関連イベントや、SNS施策を数多く行った金田さん。「現役&元オリンピアン・パラリンピアンとのイベントでは、自分が子どものころから憧れていた水泳選手と仕事ができ、貴重な体験でした!」と話します。

しかし、仕事をする中では、モチベーションの湧くプロジェクトもあれば、そうではないものもあったそう。そんなとき金田さんが学んだのは、どんな状況でも、企業としてなぜこのプロジェクトを行うのか、何を伝えたいのかをしっかり捉えることのたいせつさでした。真剣に話を聞く中学生たちを前に、金田さんは力強く語りかけます。

 金田: 企画側としての強い想いを常に持ちながら業務を推進することで、伝えたい相手に伝えたいメッセージはきちんと届くんだ、ということを実感したんです。ブランドという目に見えないものを扱うからこそ、企業側のブレない想いをたいせつに、仕事をしていきたいと思っています。

お客さまに寄り添い、あらゆる要望に応えたい

秋元 麻莉(あきもと・まり)さん
くらし事業本部 エレクトリックワークス社 首都圏特機営業部 
東部ソリューション営業所 営業一課

秋元さんは、顧客の要望をヒアリングしながら形にしていく「マーケットイン」型の営業職です。入社以来ずっと同じ得意先を担当し、お客さまが実現したい世界観に寄り添いながら信頼関係を構築してきました。

もともと、誰かと話したり、みんなで何かを成し遂げたりするのが大好きという秋元さんは、「パナソニックとお客さまをつなぐことや、社内のあらゆる部署と連携して一つの方向に向かっていく仕事に喜びを感じています」と話します。

秋元: この仕事でもっともやりがいを感じるのは、「できない」を「できる」にすること。難しい課題に直面したとき、社内では「そんなことはできない」という雰囲気になることもあります。でも、お客さまが喜んでくれる状態で納品したい、という強い想いを持っていると、不思議と「やってみよう!」という前向きな人が集まってきます。この想いはお客さまにも伝わるもので、信頼関係も深まるんです。

そんな人と人とのつながりをたいせつに考える、秋元さんが中学生に伝えたいのは、自分の「好き」を追求すること。

秋元: もし好きなことがあったとしても、やっている人はたくさんいるし、自分はそんなに上手ではないし……と思うことってありますよね。でも、他人は関係なく、自分が努力を重ねたことは財産になります。すべては小さな一歩からしか始まりません。ぜひ、自分の「好き」をたいせつにしてほしいと思います。

子どものころからの「大好き」を仕事に

田原 彩友美(たはら・さゆみ)さん
くらし事業本部 くらしアプライアンス社
くらしプロダクトイノベーション本部 デザインセンター 

田原さんは、ドライヤーやフェイススチーマーといった美容家電を中心に、プロダクトデザインやCMF(色や質感などの仕上げ)を担当しています。小さなころから絵を描くことや工作が大好きだった田原さん。進学は、芸術コースのある高校から美術大学へ。就職はデザイン職と、「好き」を貫きました。


 田原: 就職の際、デザインの仕事の中でも“美”にまつわることがしたいと考え、美容家電を幅広く扱っているパナソニックに入社しました。仕事は毎日のことなので、自分にとってやりがいのある仕事ができることに、誇りを感じながら日々の業務に取り組んでいます。

田原さんが働く上でたいせつにしているのは、最終的に製品としてできあがったモノで勝負するということ。コストなどさまざまな制約によって思い描いた通りの製品にならない場面があっても、社内での紆余曲折やルールはお客さまにとっては関係のないこと。「お客さまの手に届くとき、最高の形であるよう、デザインしています」と話しました。

デザイナーの仕事は形や色をつくるだけではなく、未来のくらしを予測し、そこにあるべきモノを想像することでもあります。

 田原: 中学生のみなさんの中には、将来の夢がまだ決まっていない人も多くいると思います。でも、どんな職業であっても未来をつくっていくことに変わりはありません。より良い未来のくらしを、ぜひ一緒に創造していきましょう。

*所属・内容等は取材当時のものです。


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