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「いこう、ビジネスの現場へ」を広げていく。顧客起点で考えるレッツノートの現在地

軽さ、頑丈さ、バッテリー駆動時間の長さにこだわってつくられ、モバイルワーカーの仕事道具として支持されてきたPC、「レッツノート」。2022年の新モデル「SRシリーズ」の発売のタイミングで、新たなブランドメッセージ「いこう、ビジネスの現場へ」を発信しました。
 
一連のブランディングプロジェクトのなかで、社内向けに取り組んでいる催しが「マーケティングキャラバン」です。今回は2023年2月20日に東京・浜離宮オフィスで行われた当日の様子をレポートします。

顧客起点の価値を「レッツノートの現場」で考える

モバイルワーカーが自身の価値を最大限に高める働き方を実現するために、レッツノートをどう進化させていくべきか。そのヒントを探るために、これまでお客さまとのエピソードから価値を再発見する「顧客エピソードワークショップ」や、言葉のズレを可視化する「ダブリングアンケート」などを実施してきました。

活動を通じて見えてきたのが、「顧客起点」というキーワードです。いつでも、どこでも、現場で働く人のためのモバイルPCであること。仕事に情熱を注ぐビジネスパーソンに、いつも寄り添う存在であること。この「顧客起点」こそが、レッツノートの本質的な価値であり、信念でもあることに気づいたプロジェクトチームは、その想いを「いこう、ビジネスの現場へ」というブランディングメッセージに込めました。

しかし、単純にブランドメッセージを発信するだけでは、なかなかこの意味や背景などを従業員全員に伝えられません。それぞれが「いこう、ビジネスの現場へ」を解釈して、お客さまのために実践するにはどうすればいいだろう……。その突破口は、やはり「現場」にあるのでは?

そのような想いから“レッツノートに関わる現場の人同士でそれぞれの考えを共有すること”をめざして、2022年秋から「マーケティングキャラバン」というイベントをスタートさせました。これはレッツノート事業に関わる拠点で、①「レッツノートに関して、どんなことをお客さんに喜んでもらいたいか」、②「お客さんに喜んでもらうためにチャレンジしたいことは何か」という2つの質問に答えてもらう社内向けの活動です。

2022年12月にはレッツノートの事業拠点である大阪・京橋オフィスと製造拠点である神戸工場で開催。開発者やデザイナーはもちろん、営業、SE、製造、品質管理、人事、総務、カスタマーサポートセンター……などなど、さまざまな部門メンバーが参加してくれました。


新入社員3人で、いざ出陣

ここからは、イベント当日の様子をレポート形式でお伝えしていきましょう。

2022年2月20日午前9時、パナソニック コネクト株式会社 東京・浜離宮オフィス9階の一角でマーケティングキャラバンが始まろうとしています。

高田: この活動を通じて、レッツノートに関わる全員に、“自分たち一人ひとりがレッツノートの価値をつくっているんだ”と感じてもらいたい。市場の環境が劇的に変化するなかで、これから10年、20年とレッツノートを選び続けてもらうためには、職域や年齢に関係なく、いま、全社員で“レッツノートの価値”について考える必要があると思います。

こう胸の内を語るのは、マーケティング本部の高田 誠哉(たかだ・せいや)さんです。高田さんは新入社員ながら、ブランディングチームのなかでマーケティングキャラバンの企画・運営担当に抜擢されました。

高田: 3回目の開催となる今日は、いわば集大成です。“顧客起点”という価値は、私たち従業員一人ひとりが日々の業務を通じ、お客さまに伝えるもの。“誰かではなく、みんなでブランドをつくるんだ“という意識のバトンをつないでいきたいと思います。

9時30分。2時間後の開幕に向けて、ブースの設営を開始。じつは今回、心強い2人のサポーターが参加してくれています。レッツノートの営業を担当している阿萬野 慎介(あまの・しんすけ)さんと、畔道 花音(あぜみち・かのん)さんです。

高田: レッツノートが新たな視点で変わろうとしていることをアピールしたくて、あえて自分と同じ新入社員の2人に協力をお願いしました。

畦道: これまで同期と一緒に仕事をすることがなかったので、やってみたいな、と。今日はどんな声が聴けるのか、楽しみです!

阿萬野: こうしたイベントの主催メンバーになれる機会はなかなかないよね。

3人で準備を進めて、あっという間に11時30分。いよいよイベントのスタートです。

さっそく一人の方がブースに来てくれました。営業の中溝さんです。

中溝: レッツノートは、サービス・品質には自信があります。だから営業の私たちがお客さまがいま何を求めているのか、きちんと情報を事業部全体にフィードバックすることが重要だと思いますね。

いきなり核心に迫るような先輩の意見に、阿萬野さんと畦道さんは「うんうん」と同意。

阿萬野: やっぱり、信頼性がレッツノートの大きな価値だと思うけど、それを伝えるのが難しいよね。

畦道: そうそう、サポートやメンテナンスの手厚さは、実際にレッツノートをご採用いただいているお客さまにしか実感できないし……どう伝えたらいいんだろう?

またひとつ、新たな問いが生まれ、レッツノートの価値について思考を巡らせることになりました。さまざまな考え方に触れて、レッツノートの本質をみんなで考えるというのも今回の目的のひとつです。

好調なすべり出しで、このままどんどん参加者が増えそう!……と思いきや、お昼時でオフィスの人も少なくなり、数人で参加者が途絶えてしまいます。

高田: ちょっとまずい……けど、まだまだこれから。後半巻き返します!

参加者、続々。考え方は十人十色

お昼時間の終了後、高田さんたちは、積極的に声をかけて参加者を募ります。その甲斐あって、仕事の手を休めて付箋に記入し、ブースの前で足を止める人が徐々に増えてきました。イベントの情報を聞きつけて、わざわざ別のフロアから来てくれる人も。

法人営業を担当している牛島さんもその一人です。

牛島: 僕はね、パソコンという呼び方を止めたいと思ってるんですよ。

高田: というと?

牛島: “生産性向上ツール”とか“業務効率ツール”とか、お客さまのビジネスに役立つということをもっと伝えていきたいんだよね。

高田: なるほど、パソコンだけどパソコンとしての性能とかカタログに書かれている以上のお客さまへのお役立ちを伝えたいってことですね。

牛島: そう。レッツノートは、単なる文字入力やメールができる道具じゃないんですよ。生産性や業務効率に役立つソリューションです。

牛島さんの熱量がまわりに伝わったのか、さらに人が集まりだしました。

参加者それぞれが、普段の業務を通じて感じているレッツノートの価値について、各々の言葉で語ってくれました。付箋を貼るボードもどんどん埋まっていきます。

「最新の製品などは、デザインがスタイリッシュに洗練されてきていているが、“レッツノートらしさが失われている”と言われることもある。ただ、その時代の働き方に合わせて変化するのがレッツノートということもしっかり伝えていきたい」

「巷では、“コロナ禍でパソコンを持ち運ぶようになってから故障した”という声が多い。いよいよ、レッツノート堅牢性が再評価されるチャンスがきた!」

「レッツノートは頼れる相棒。そう思ってもらえるよう頑張りたい」

高田: レッツノートに関わるあらゆる職能のメンバーに“顧客起点”で自分が何をしているか、何ができるのかを考えてもらうことができたので、ひとまず成功かな。最初はどうなることかと思ったけど、みなさんがレッツノートに対して抱いているさまざまな考えを知ることができて良かったです。

お客さまも巻き込んだ価値づくり。それが究極の顧客起点

17時。片付けも完了して、ホッとした表情で談笑する3人に聞いてみました。イベントを終えて、何かつかんだものはあるのでしょうか?

阿萬野: お客さまへの課題だったり、提案の仕方だったり、知らないことをたくさん聞けて、とても勉強になりました。自分自身がレッツノートの価値をすべて理解しているわけではないので、先輩から吸収して、勉強しながらお客さまに寄り添った提案をしていきたいです。

畦道: あらためていろんな考え方があることを知りました。“顧客起点”という根本の軸は大切にしながら、それぞれが自分なりのレッツノートの価値を、自分の言葉でお客さまに伝えていければいいんじゃないかな。

高田: このプロジェクトを企画するにあたり、“レッツノートとは?”を言語化するために暗中模索でやってきましたが、マーケティングキャラバンでいろんな職種の方の話を聞くうちに、レッツノートの価値が”人”だったり、”サポート”だったり、少しずつ本質が見えてきた気がします。

今後も、レッツノートというブランドを自分ゴト化するための取り組みを続けていきます。今回はたくさんの先輩社員、そして信頼できる同期の2人に協力してもらいましたが、次はお客さまも巻き込んで、一緒に価値をつくっていく仕組みづくりにもチャレンジしたいですね。

顧客起点から価値を生み出し、モバイルワーカーのみなさんに活躍してもらうために。これからもレッツノートは変わり続けていきます。

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