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100年の世界で、やさしさを見つける。

経年美化、という言葉がある。

物質は年月の経過と共に色褪せ、朽ちていくが、中には歳を重ねるほどに新たな美しさが見えてくるものがある。例えばペルシャ絨毯は踏まれるほどに色味が増し、購入してから50~100年が最適な色合いと言われる。時間が経たないと見えてこない物事がある。直近の報酬を期待しない遥かなビジョンだけが醸すことができる、恵み豊かな土壌がある。その作物の恵みを、今僕らは受け取っている。

世界中で26万人の社員数を抱えるパナソニックの採用部門で働く河野安里沙さん、組織という枠組みから緩やかに解き放たれたMIKKEの代表を務める井上拓美さん、正反対にも思える働き方をするお2人へのインタビューから、やさしさが見つかる速度が見えてきた。

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人に光をあてる仕事

雨宮:お2人ははじめましてということもありますし、まずは簡単に自己紹介をお願いしても良いでしょうか。

河野:パナソニックの採用部門でエンプロイヤーブランディングを担当しています。エンプロイヤーブランディングってピンとこないかもしれないんですけど、働く場所としてのパナソニックの魅力を高め、発信していく仕事ってイメージしてもらうと良いかなと思います。

これまでのキャリアとしては、新卒でパナソニックに入社し、家電を取り扱うマーケティング部門で3年間、経理の仕事を担当していました。社会人4年目にリクルートキャリアへ転職。法人営業の仕事を3年間した後ご縁があって、またパナソニックに戻ってきました。

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雨宮:あえてまた戻ってきたのって、どういう動機があったんですか?

河野:まず最初の転職をした動機は、経理として3年間働く中で数字を扱う仕事は面白いけれど、自分には向いていないと感じました。そして、私は人の可能性に光を当てる仕事がしたいのだと気づくことができました。パナソニックという枠組みでそういった仕事ができないか・・・ということも考えましたが、もっと他の世界も知りたい、経験してみたいと思い人材会社への転職を決意しました。

転職して、期待以上に視野も経験も広げることができました。けれど、お客さまに向き合えば向き合うほど自分が提案していることが信じられなくなってきてしまって。もしかしたら、私は理想をお客さまに押し付けているだけなのかもしれないと怖くなりました。そして、私は評論家ではなく仕事に意思を込められる実行者でありたいんだということに2社目の仕事を通じて気づくことができました。
また、パナソニックを客観的にみることができたことで、パナソニックにはみんなに知られていない魅力がもっとたくさんあるし、伝えられることがあるのに全然伝わってなくてもったいないくて悔しいという気持ちが芽生えてきました。それをみんなに届けたいし、知ってもらいたいと強く思いました。だったら、それに気づいた私がやらないで誰がやるんだって思って、再びパナソニックに戻ることにしました。

雨宮:なるほど、確かに一度外に出た目線を持っているのは貴重ですよね。それでは井上さんもお願いします。

井上:僕は地元・北海道の高校を卒業後、進学も就職もせず、飲食店を開業しました。そのお店を2年半ほど続けた頃、SNSで繋がっていた知人から「東京でビジネスコンテストに出場しないか?」と誘ってもらって。最初は「交通費がタダで東京に行ける!」くらいの軽い気持ちで参加したのですが、そのビジネスコンテストで優勝したんです。企画した企業から出資を受けることになり、飲食店は売却。上京して、旅行を事業ドメインとしたIT企業を起業しました。

これまでは、北海道の飲食店にお客さんとして来てくれるおじいちゃん・おばあちゃんと地道に関係性を積み上げていく仕事をしていたのに、急に出資を受けて、東京で莫大なお金を溶かしながらサービスを伸ばしていくという仕事のギャップが凄かったです。自分がどこにいるのかよく分からないような感覚でした。結局、そのサービスは1年くらいで畳んで、出資元の企業に一社員として勤めることになったのですが、1週間くらいで蕁麻疹が出るようになってしまって。もちろん、出資してくれた企業に申し訳ない気持ちもたくさんありましたが、このままでは心が死んでしまうと思ったんです。そして、会社を辞め、友人と2人でMIKKEを立ち上げました。

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顔の見えない誰かのために、自分たちの気持ちを置いてけぼりにすることはしない

雨宮:再び起業されたんですね。MIKKEはなぜつくったんですか?

井上:そもそも僕にとっての仕事をする意味って、友達と何かを楽しく始めることだったはずなのに、マーケットを見て、需要があるかどうか調査して...そういうマーケットインな考え方をする自分が嫌になっちゃったんですよね。もう顔の見えない誰かのために、自分たちの気持ちを置いてけぼりにすることはしないぞ!と決めて、MIKKEをつくりました。

とはいえ、仕事をしないと、食べてはいけない。でも、お金を稼がなくちゃ!と考えなければいけない状況そのものも嫌だった。それで、どうしたらお金に縛られないかをすごく考えました。そもそも、僕たちがお金を必要とする理由の大部分が家賃や食費だと思うんですけど、実はそこにお金を払わなくても済む方法があるんじゃないかと。

僕たちはずっと自分たちの拠点になる場所が欲しかった。でも、家賃はできれば払いたくない。そこで、ホテルのラウンジに入居することにしたんです。ホテルの受付業務などを代行する代わりに、テナント料を無料にしてもらって、クリエイター向けに無料で開放した「Chat Base」という場所を作りました。ここは設立からもう2年以上経つんですが、本当に面白い場所に育ったと思います。無料で利用できるから、お金のことなんて気にせずに、みんなクリエーションに集中できる。

現在、新しいホテルのプロデュースや、お店作り、銭湯のリブランディングなど、様々なプロジェクトに携われているのも、目先の利益は度外視して、自分たちが本気で面白いと思えることをやろう!という自由なマインドでいられたからこそだと思います。

河野さんも仰っていたように、僕も誰かの光が当たっていない部分を見つけるのが好きなんです。それを見つけて共に伴走することが仕事になっていますね。

MIKKEは公園。人が集まる理由としての会社。

雨宮:MIKKEは会社というよりもそれ自体が問いとなっているような、そういう印象です。今って実質どういう組織体になっているんですか?

井上:MIKKEは僕が会社を辞めるために作った場所なので、自分にとってどれだけヘルシーな環境かっていうのが一番大事。。2人で作った場所なので、お互いが気持ち良くなければいけないわけです。夫婦と同じですね。関係性って一度定義してしまうと変えられないのが難しいところだと思います。MIKKEはどれだけ関係性がピュアなままでいられるかを大事にしていて、一緒にMIKKEを立ち上げた小川大暉くんとも一緒に仕事したことは1回か2回しかないんです。

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雨宮:お互いフリーランスみたいな感じなんですね。

井上:そうですね。MIKKEっていう公園に行くと、いつも大暉くんや他の人たちがいて、なんかやる、というイメージです。僕が「なんかやろう!」と人を集めると僕がリーダーになってしまうんですけど、MIKKEに投げかけると「あ、MIKKEでやる感じね」ってみんなが集まって物事が進んでいく。なので、MIKKEは人が集まる理由なのかもしれません。

大きな変化を起こすための時間と位置

雨宮:大企業というレッテルを貼ってしまうのも忍びないですが、大企業にお勤めの立場から見て河野さんはこういう働き方ってどう思いますか?

河野:みんなやりたいことが明確にあって、お互いのやりたいことを対立させるのでなく、コラボレーションさせていくのがこれからの時代に合っていて、素敵な場所ですね。

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パナソニックは、経営理念がしっかりと根付いている会社です。一見、MIKKEさんと全くカルチャーが異なるように思えますが、一人ひとりが志をもっているというところは共通しているなと感じました。パナソニックでは「A Better Life,A Better World.」という大きな目標に向かって、26万人の社員が「私は、この部分をやるね」「だったら、私はこのアプローチで」っていう感じで、一人ひとりの「こうしたい」「こうありたい」という志を持った人たちが集まっている場所だと私は捉えています。

ただ、それぞれ志があってパナソニックに入社してきたはずなんですけど、大きな組織に長くいるとそれを見失いがちという面もあります。だから、私はそれをもう1度思い出してもらうようなきっかけをつくったり、掘り起こすようなことがしたくて。だから、「志」の灯が消えない様に、「志」の灯を広げていくきっかけをつくっていくことが私の仕事だと思っています。

井上:めちゃくちゃいいですね。僕、高校の頃の先生と今も仲が良くて、卒業してからも地元に帰るたびに飲みに行ったりするんです。彼は学校の中ですごく慕われていて、独立を勧められるくらい。でも彼はそれをせず組織にいることを選んでいます。なんでだろうと思っていたのですが、最近その理由がわかったんです。

先日、母校で講演をする機会がありました。実は以前から「講演をしたい」と声をかけていたんですけど彼は「まだ今じゃない」って呼んでくれなかったんですね。

僕は「なんで呼んでくれないんだろう?」なんて思ってたんですけど、そうじゃなかった。学校の講演って大体5、6時間目の総合の時間で眠い時間に知らない大人がやってきて、退屈じゃないですか。

まぁつまり聞く耳が整えられていないわけなんですけど、僕が行った時は全員すごい聞く耳持ってたんです。先生が何をしていたかというと、まず講演のゲストを6人ほど用意していて、生徒はその中から興味ある人を選ぶんですよ。

それから講演の日までにその人のことを全員それぞれリサーチして、インタビューしたい質問リストを作る講演という名目ではありつつも、実際は僕らはただ生徒からのインタビューを受けるだけっていう時間なんです。

彼はこの仕組みを実現するために校内で7、8年の期間、信頼を積み上げてきた。それがあったからこそ実現できたと思うんです。学校って基本的に年功序列だから組織は変わりづらい構造にありますよね。でも、彼みたいに信頼を積み重ねた人が数年かけて本当に大事なことをあえて組織内でやり続けるから、長いスパンで見た時に大きな変化が生まれるのだと思いました。それに、そういう人たちが魂を消さない環境を外からも支えるのが大事だなと思いました。

河野:めちゃくちゃ共感します。私も大きな何かを変えようと思うと、内側からと外側からの両面から同時に変えていく必要があると思っています。また、その先生が時間がかかってでも、そういう講演を企画、実行したことで、生徒さんも感化されて変わっていくわけですから、凄く意味があるなぁと思います。

井上:本当そうなんですよ。今って時代的には”早く・広く”ですけど、長い目で見たときに本当はもっと時間をかけた方がいいことってあるんですよね。時間をかけるってちょっとずついろんなところに寄り道しながら進むこと。ノウハウ本などでショートカットすると下積みがない分落ちた時に0に戻っちゃう心地がするけど、少しずつ積み重ねていくと途中から何度でもやり直せるんですよね。

雨宮:パナソニックさんが創業100周年事業として作った100BANCH(100年後の未来を作る35歳以下の若者が集う渋谷の実験区)もまさにそういうことですよね。

足るを知っている仕事が一番ヤバい

雨宮:今回”はたらくってなんだろう”ってことを深掘っていければと思っています。ホモサピエンスの最初の組織仕事って、1人ではマンモスに勝てないので共闘してみたなどかと思うのですが、”はたらく”ということの1つの性質として1人では立ち向かえない課題に共に立ち向かう、ということがあります。現代はマンモスがいない代わりにSDGsのような課題群があったり、あるいは年間の自殺者数が示すように自分自身の中にこそ、1人では勝てない敵がいます。

”はたらく”ことは課題に複数で立ち向かうことであり、はた(他者)を楽にするということでもありますが、それは「個人は孤独だから社会との繋がりが欲しい」という欲求充足という面が根源的なとこなのかなと個人的には思っていて。


お2人は”はたらく”ってどういうことだと思いますか?

井上:「この人やばい仕事してるなぁ」って思う瞬間があって、それは「この人、足るを知ってるな」って思う時なんですね。今多くの人が認識している仕事って、求められるものが先にあることが多いですけど、河野さんがやっているような仕事ってすぐにはお金にならないけど「やっていたら入社してくれる人増えるかなぁ〜・・・」っていう仕事じゃないですか。

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河野:そうなると信じています。必ず、パナソニックで働くことに誇りを持てたり、パナソニックと働きたいと思ってくれる人が増えると思って日々、仕事に取り組んでいます。

井上:僕は結構これが仕事だなぁって思っていて。それはもちろん、他に短期的にお金が入る仕事をしている人がいることや体力に余裕があるということを知ってるからこそ、取れるアクションもあると思うんです。
でも、もしどの部署も「まだまだ数字が足りない」って思ってたらそういうことはできない。自分たちは大丈夫だって思ってるからこそできると思うんですよ。
足るを知らないと、もらうことが前提な仕事が増えてしまうし、キャパを超えて鬱になっちゃったりする人も出てくると思う。だからその感覚は仕事をする上での強さであり、やさしさだと感じます。

仕事は、誰かといっしょにいるための言い訳かもしれない

雨宮:なるほど。めちゃくちゃ大切なことですね。河野さんはどうですか?

河野:私が「働くことが好きなんだ、早く働きたい」って強く思ったのは、パナソニックを一度退職して、2社目に転職する間に3週間ぐらい働いていない期間があったんですがその時ですね。

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私の母も祖母も薬剤師としてずっと働いていて、祖母の家は薬局だったこともあり、働くことは特別なことではなく当たり前のことでした。だから、就職活動の時も、新入社員の時も私にとって「働きたい」とか「働きたくない」っていうより、「働くことは当たり前」っていう感覚がありました。そこから、急に何もやることがない日々。結果、5日くらいで飽きちゃいました(笑)「早く働きたい!働かせてー」っていう感情が湧き上がってきて。私の場合、仕事をしていないと、自分の24時間が誰の何のためになっているのか分からなくて、社会と繋がっていない孤独感を感じてしまったんです。

だから私にとって働くことは社会との繋がりを持つということ。私が「ここにいるよー」って自分が存在する意味を感じられる活動です。あと、自分の大切なことや人ぐらい自分の手で守れる強さを持っていたいとも思っています。そのためにも、働くことってとても大切だと思っています。

雨宮:孤独の中でも守りたい孤独というものがあるじゃないですか。誰かと一緒にいるわけじゃないけど、深い繋がりを感じつつあえて1人で働くという選択肢が、ITインフラが整っている現代はできるようになりました。そんな時代ですがそれでも複数で、チームで働くことへの価値観ってどんなものをお持ちですか?

井上:僕は単純に寂しがり屋だからっていうのがあって(笑)

河野:私もそう言おうと思いました(笑)

井上:僕は仕事をすること自体に興味があるわけではなくて、人と繋がる言い訳として手段で仕事がある感覚です。そもそも1人でやるなら僕の中で仕事が必要なくなってしまうのだと思います。

やさしさっていくらでも見つけられる。

雨宮:ソウゾウするやさしい展の記事なのですが、やさしさに触れてこなかったことに気づき始めてしまいました。これまでのインタビューでも共通の質問とさせていただいていたのですが、コロナ禍で、あるいは最近感じたやさしさついて伺いたいです。

河野:最近だと、noteの#やさしさにふれて のコンテストで私もnoteを書いたのですが、それをきっかけに厳しかった母の裏側にあるやさしさに気づくことができました。また、コロナ禍っていうことで言うと、私には妹が1人いるのですが、子どもの頃の私たちは基本的にずっと習い事をしていて、母親も仕事をしていたので、みんな忙しくてバタバタしてるっていう感じの家族でした。それが、コロナ禍で私も妹も在宅勤務になって、土日も家で過ごすようになりました。こんなにも家族と長い時間を過ごすことって初めてなんじゃないかなって思っていて。
私が会議をしていたら妹がお昼ご飯を作ったり、逆もあったり、ステイホーム期間中閉塞感があったんですけど、妹がベランダに机を出してご飯食べようって誘ってくれたり・・・。家族ってお互いにフォローし合えるチームだし、小さなやさしさがそこら中に転がっていると気づきました。

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雨宮:良いですね。ちなみにお母さんの厳しさの中に見つけたやさしさってどういうことだったんですか?

河野:いっぱいあります(笑)。例えば、受験勉強中にどんなに勉強を頑張っていても、テストの点が悪い時は塾から帰る車の中でずっと罵倒(笑)。それに、受験に受かっても褒められることもないんですよ。「よかったねー」ぐらいで。でも、ある日、母親が誰かと電話している声がリビングから聞こえてきて「うちの子、合格したんです!」と喜んでいる声が聞こえてきて。私の母親は愛情表現が不器用なだけで、私に伝えたかったのは、「結局、結果が全て」ってことを伝える厳しいやさしさだったのかなと今は思っています。結局、自分の解釈次第だなって思いました(笑)
やさしさっていくらでも見つけられるなって。

雨宮:過去は視点を変えれば変えられますし、せっかくならやさしく編集した方がお得ですもんね。

やさしさは丁寧なコミュニケーション

井上:僕はやさしさってコミュニケーションだなって思って。届け手と受け手がいないと成り立たないなぁと。

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去年から小杉湯っていう高円寺の86年続く銭湯に関わり始めているんですけど、小杉湯はコロナ禍になってから「本当に家にお風呂がないなど、必要不可欠な人だけ来てください」って言い始めたんですね。銭湯は斜陽産業で売り上げが立たないと存続できない余裕がない状態なのに。

これまで来たお客さんを断るわけだからすごいことだなぁと思って。しかも小杉湯はめちゃくちゃ丁寧にコミュニケーションをとるんですよ。来店した1人1人にそれぞれに対応していっていて。

やさしさってコミュニケーションの丁寧さだなと感じました。断る時においても丁寧にコミュニケーションをすることで、相手が受け取りやすく、さらに言えば相手が受け取れる状態かがわかる。その時に必要なのって余裕があること。自分に余裕がある状態にするための時間をかけるってことが、やさしさが生まれやすい方法の1つだと思います。

河野:やさしさって難しいですよね。シンプルじゃない。だけど大事なのって、社会は1人じゃ成り立たないから、他者に興味を持つってことだと思います。泣いてたのかなとか、元気ないなーとか、これ準備しておいたら助かるかなとか、気づくことができないと行動に繋がらないし、気づけることって才能だなって思います。

井上:いろんな眼鏡で見るってことが大事だったりしますよね。

雨宮:”やさしさって難しい”ってなかなかクリティカルな答えだなと思いました。仏教では分かり合えないことを分かり合うってことを高次の共感って言って、目指すところとされているんですけど、分かり合えないと知っても尚手を伸ばそうとすることが尊いなと思います。

河野:諦めたくないですよね。

”本当に良いことはカタツムリの速度で動く”とガンジーは言った。
静かな速度は気づけないほどで、時にやさしい人たちに孤独を感じさせてしまうかもしれない。
社会の速度では見つけられない遅さが、僕らの社会がやさしくあるために本当に必要な速度なのだとしても、川の流れに逆らうことは容易ではない。ただ、チームであれば、企業であれば、側を楽にし合いながら強く前に進めることがある。パナソニックという企業の100年はきっとそのように歩みを進めてきたのだろうし、MIKKEもまたそのようにしてお互いの道程を讃えている。その道程にやさしさが見つけられるまで100年かかるとしても、それは100年前からしか始まらないのだ。ソウゾウの明かりを灯そう、それが次の1歩の勇気に変わる。

インタビュアー:雨宮優(体験作家)

インタビュイー:
河野安里沙(パナソニック株式会社 リクルート&キャリアクリエイトセンター)
井上拓美(Capital Art Collective MIKKE)


今回の記事は、「ソウゾウするやさしい展」×「#はたらくってなんだろう コンテスト」のコラボ企画としてお届けしました。

▼「ソウゾウするやさしい展」の詳細はこちら
 https://awrd.com/sozo-yasashii/
▼「はたらくってなんだろう」コンテストの詳細はこちら
 https://youth-note.jpn.panasonic.com/n/n6a20143c72fd




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