「ゆたかさ」ってなんだろう?ーー子どもたちと本気出して考えてみた
「ゆたかさ」と聞いて、みなさんはどんなことをソウゾウしますか?
緑豊かな森、山から流れる川のせせらぎ、果てなく広がる大海原――。
そんな地球がもともと持っている自然の美しい風景を思い浮かべる人もいるかもしれません。
日常のささいな瞬間にも「ゆたかさ」を見出すことができます。
たいせつな人と過ごす時間、ひとり静かに読書して偶然出会った言葉たち、誰かを助けたり助けられたりしたときに感じる心のあたたかさ――。
すこし想いを巡らせるだけでも、たくさんの「ゆたかさ」が浮かんできました。その答えはきっと十人十色、多様な豊かさがあるはずです。「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現を目指すパナソニックにとって、豊かさについてあらためて考えてみることは、たくさんの気づきが得られるかもしれない。そのような想いから、2023年1月、多くの子どもたちといっしょに「ゆたかさ」について考えるイベントを開催しました。
参加してくれたのは22名の子どもたち。このテーマに懸命に向き合い思い思いの「ゆたかさ」を作品として表現してくれました。そんなヒラメキを多くの人に見てほしい。そう考えたパナソニックは、みんなで考えた豊かな世界をのぞくことができるバーチャル空間『ソウゾウするゆたかさミュージアム』を期間限定でオープンしました。
ミュージアムには、いったいどんな作品が展示されているのでしょうか。この記事では、1月に行ったワークショップについてお伝えしながら、子どもたちの作品づくりの様子をご紹介します。
1月22日、パナソニックセンター東京にて開催されたワークショップには、未就学児から小学6年生まで幅広い年齢の子どもたちが参加しました。まずは「豊か(ゆた-か)」という言葉の辞書的な意味を説明。年齢のバランスも考慮してグループをつくったことで、年上の子が言葉をかみくだいてサポートする様子も見受けられました。「豊か」という言葉を別の表現でいいかえてみたり、自分の実体験でそのように感じたエピソードをあげてみたり。こうであったら良いなと思う理想の状態についても話し合いました。
ブレストが終わると「ゆたかさ」に関する思考のアウトプットとして、「地球を豊かにする生き物」を考えるワークに移りました。どんな見た目をしていて、どんなところに住んでいるのか。自由にソウゾウをふくらめます。たくさんアイデアがあふれてきて、2匹目の生き物を描き出す子もいました。
ワークショップもいよいよ終盤。自分の考えた生き物をみんなの前で発表する時間です。代表して数名に発表してもらう予定でしたが、多くの参加者が手を挙げ元気にプレゼンしてくれました。終了後のアンケートでは「この生き物を友だちや家族、まだ会ったことのない人にも見てほしい」という声もありました。
自分のアイデアを多くの人に伝える経験は、子どもたちの次のソウゾウにつながるかもしれない。バーチャルな空間ではありますが、冒頭にご紹介した「ミュージアム」には、そんな期待も込められています。
子どもならではの柔軟で多様な「ゆたかさ」の解釈から、多くの学びを得ることができた今回のワークショップ。きっとみなさんのソウゾウにもたくさんのヒントをくれるはずです。地球を豊かにする色とりどりの生き物が住む世界を、ぜひのぞいてみてください!
2023年3月21日に開催されるイベント「HELLO!ヘンテコタウン2023」では、子どもたちと考えた豊かな生き物をご紹介します。バーチャル空間を見るだけではなく、当日ご来場の方も、その場で生き物のイラストを描いて「ソウゾウするゆたかさミュージアム」に参加することができます。イベントの詳細は以下よりご確認ください。みなさまのご来場をお待ちしております。