五感を揺さぶる玉手箱⁉ パナソニックの化学素材の詰め合わせ「マテマルBOX」ってどんなもの?
こんにちは、ソウゾウノートです。本日はパナソニックで“素材”に向き合う団体「_and Material」の活動ついてご紹介します。
パナソニックには、さまざまな化学素材があります。磁石の上でフワッと浮く反磁性を持ち、手から伝わる熱で氷を切ることができる素材や、間伐材や廃材を、もう一度活かすことができる素材など。例えば、あなたの身のまわりの電化製品も、化学素材で作られているのです。
社内のあらゆる人材が部門の枠を超えてチームを組み、マテリアル(素材・機能材料)を起点に新たな製品やサービスを創出しようとする「_and Material」では、未知と出会って繋がれるワクワクした場所「マテリアル・マルシェ」をコンセプトに日々さまざまな発信を行っています。
その活動の一環として開発したのが、マテリアルの魅力を実際に体験できる「マテリアル・マルシェBOX」。略して、「マテマルBOX」です。この記事では、「マテマルBOX」で素材と触れ合った方々の記録を通して、読者のみなさまにも、素材の魅力を追体験していただきます。
体感!マテマルBOX
実際にマテマルBOXを体感したみなさんの感想と、そこから生まれた自由な発想・ひらめきをご紹介します。
◆グラファイト(Curo)
鉛筆の芯と同じ「炭素」を、何層にも重ねた結晶体。「反磁性」「高弾性」「熱伝導性」の3つの特徴を持ち、0.01mmのシートから10mmのプレートまで、厚みは自由自在。電子機器の放熱部品など、さまざまな分野で活用されている素材です。マテマルBOXでは、超薄切り・薄切り・厚切りの3種類が体感できます。
◆ストレッチャブル樹脂フィルム
しなやかで伸縮自在なエレクトロニクス用材料。2倍以上伸びて完全に元のカタチに戻り、耐熱、耐久、印刷もできるなどの特性をあわせ持つため、回路基材や医療デバイス、スマートウェアなど幅広いジャンルへの展開が期待されています。今回は伸びない素材のインクを使用したため途中でちぎれてしまう例もありましたが、伸びるインクを使用すれば伸縮性に問題はありません。
◆蛍光体
エネルギーを吸収して、光のカタチでエネルギーを放つ機能性材料。物質の組み合わせ次第でさまざまなエネルギーを放出し、さまざまな色の光を表現することができます。照明やディスプレイ等の電子機器に長年使用されている材料です。
◆セルロースファイバー樹脂
間伐材や廃材など植物資源から抽出した天然由来の繊維を樹脂に混ぜた成形材料。55~70%の高濃度化も実現し、石油使用を大幅カット。射出成形が可能で、素材の持つ自然感を活かすこともでき、日用品や家電筐体、建材、車載部品等、幅広い展開が期待されています。
◆マテマルBOX自体への感想
用途はもちろん、デザインの面でも前向きなコメントが多数。「実際の素材を体験することで、特性を五感で感じることができた」といった、直に素材と触れ合うことで感覚や発想が研ぎ澄まされたという感想も多く寄せられました。
家電やさまざまなソリューションだけでなく、化学素材=マテリアルという視点からも暮らしを支えるパナソニック。
_and Materialでは、パナソニックが保有するさまざまな化学素材を起点に、新たな価値を創出する活動を展開しています。今回取り上げた素材に興味を持った方、活動に興味がある方は、事務局までお問い合わせください。
事業会社や職能の枠を超えて、異なる発想と触れ合える_and Materialで、みなさんのひらめきをカタチにしてみませんか?
▼事務局へのご連絡はこちら
matsuno.kousou@jp.panasonic.com