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【内定者編集部】採用担当者への一問一答インタビュー〜事務系採用・石黒さん〜 

これまで、パナソニックグループ内定者編集部では、私と豊嶋さんの2人でパナソニックグループで働く8名の方にインタビューをしてきました。 

今回は約8年間、採用担当として多くの学生を見てきた石黒さんにインタビューを行い、就活生が疑問・不安に思うところに対し、どのように採用担当者は考えているのかを答えていただきました。SNSなどで様々な就活に関する情報が飛び交っておりますが、大事なのは自分らしさを表現することだと思いました。

みなさまが就活をおこなう上で少しでもお役に立てれば嬉しいです。


【エントリーについて】

Q.就活マナーで重要視しているところはどこですか?

お互いを知ることができるようにコミュニケーションしていただければ大丈夫ですよ。相手の話を聞き、みなさまの伝えたいことをしっかりお伝えいただければ大丈夫です。よくSNSなどに投稿されている扉のノックの回数や「御社」、「貴社」の違いなどは気にしてないです。

Q.性格検査で落ちることはありますか?

性格検査のみで落ちることはありません。みなさまを知るための補助ツールとして使用しています。性格特性や行動特徴などの結果を参考にしながら、会社側として丁寧にコミュニケーションを取り、みなさまの良さを活かせる場所を一緒に探したいです。

Q.大学の専攻とは異なる分野の職種を希望しても良いですか?

全く問題ないですよ。異なる分野であっても、「こんなことをやりたいです」というみなさまの気持ちをお伝えいただく方が嬉しいです。実際に、学生時代の専攻と異なる分野で活躍している社員もたくさんいますよ。

Q.TOEICや簿記などの資格がないと選考は不利になりますか?

資格を持っていないからといって不利になることはないですが、将来やりたい仕事との一貫性があると頑張りが伝わってきます。就活のための資格ではなく、みなさまの将来に役立つための資格を取っていただけると良いと思います。

Q.ガクチカでは何を評価されていますか?

エントリーシートについてだと、自分だからこそできたことを書いてくれているかに注目しています。頑張ってきた経験やスキルをどの仕事で生かせるのか、人と仕事とのマッチングをイメージしながら読んでいます。ご自身なりの言葉を紡ぎながら書いていただけるとその人らしさも出てきますし、読んでいて面接でお話ししてみたいという気持ちになります。

Q.ガクチカの内容において成果が出ているかは重要ですか?

成果が出ていれば確かに良いですが、現在進行形でも良いですし、もし大きな成果が出てなくとも、どういうふうにステップを踏み出したかというところに個性が出ると思うので、みなさまなりの取り組みを教えてほしいです。

Q.ガクチカで“定量化”を意識することは大切ですか?

エントリーシートについては、字数の問題やそもそも定量化が難しいものもあると思うので、必ずしも定量的でなくとも、みなさまが伝えたいことを中心に構成いただければと思います。ただ、その先の面接の中で頑張ったことを詳しくお伝えいただく際には、数字を交えてお話されると、面接官の理解は深まると思います。

Q.インターンシップで落ちてしまっても本選考を受けて良いですか?

心配せずに受けていただきたいです。インターンシップの受け入れ人数には限りがありますので、全員を受け入れることは難しいのですが、興味をもっていただけているなら、ぜひ本選考を受けていただきたいです。みなさまの考え方もインターンシップの時期と変わっていると思いますので、みなさまの想いを改めて聞かせてほしいです。

Q.エントリーシートの項目がネット上で閲覧できることをどう感じますか?

他の方のエントリーシートが閲覧できることは、みなさまがご自身をアピールするヒントを得られるという点で、良い側面もあるのだと思います。しかし、参考にしすぎてしまうとみなさまらしさが消えてしまうので、みなさま自身の言葉でエントリーシートを書いていただきたいですね。

【面接について】

Q.複数人での面接で気をつけることはありますか?

他の学生さんがお話をされているときの聞き方や、話しすぎて時間が無くなってしまうのは避けた方が良いと思います。面接官としては、みなさまからバランスよく話を聞かせていただきたいので、自分以外への気遣いも大事です。話が短い場合は質問させていただくので、焦りすぎなくて大丈夫ですよ。

Q.逆質問にはどのような意図がありますか?

みなさまの不安を少しでも解消できるような時間になればと思っています。どうしても逆質問の時間を設けられない場合があり、そこで評価してしまうと不平等になってしまうので、逆質問の内容は選考に影響しないようにしています。なので、不安なことや聞いてみたいことなど何でもご質問くださいね。

Q.面接で第一志望かを聞かれた際、どのように答えれば良いでしょうか?

正直にお伝えいただいて良いですよ。その時点で第一志望ではなかったとしても、その後の選考で志望度を上げていただけるようにしたいと思っています。選考を通じて、私たちがみなさまのことを知るだけでなく、みなさまにも会社のことを知っていただき、将来を考えていただきたいと思います。

【パナソニックグループについて】

Q.パナソニックグループの選考で重要視しているところを教えてください。

ご自身の経験をどう捉えていて、みなさまの言葉でしっかりお話しできているのかという点を重要視しています。自分の言葉で紡いだ言葉は、説得力がありますし、その人の想いやどこに熱量があったのかとても伝わってきます。

Q.職場の雰囲気を知るにはどうすれば良いですか?

最も簡単な方法は、パナソニックグループの採用サイトをご覧いただくことです。約100名のパナソニック社員の”志”や”想い”を掲載した「パナソニックの人」、育休など会社制度を利用した社員や内定者へのインタビュー記事などを掲載した「パナソニックの#はたらくってなんだろう」など様々なコンテンツが公開されています。

Q.活躍されている社員さんの特徴を教えてください。

色々な人と協力し、仲間をつくりながら仕事ができる人は活躍しています。パナソニックグループには社会や誰かの幸せのチカラになりたいと志を持った社員が多く、このような人たちを巻き込みながら行動し続けられる人が活躍しておりますね。

Q.パナソニックグループならでは制度を教えてください。

他部門の業務を兼務できる社内複業や、社外副業などの制度も整っており、自分のキャリアを自分でつくっていくという自律的なキャリア形成を促進していることが特徴ですね。パナソニックグループは創業時から”人づくり”を事業活動の原点とし、一人ひとりの挑戦を応援するような制度が整っています。

Q.パナソニックグループのアピールポイントを教えてください。

家、街、社会と幅広い事業領域があり、様々な職種もあるので、必ずみなさまが活躍できるフィールドがあるところです。また、みなさまが何かに挑戦する時には背中を押してくれる社員や社内制度もたくさんありますので、是非、パナソニックグループでみなさまの志を育んでほしいです。

Q.どんな人にパナソニックグループにきて欲しいですか?

「幸せの、チカラに。」というブランドスローガンにもあるように、仕事を通じて誰かの幸せをつくっていきたいという方に来ていただきたいです。パナソニックグループというフィールドを使いながら自分のキャリアをどんどん自分でつくっていきたいという想いを強く持っている方はぜひ来てほしいですね。

採用担当・石黒さんからのメッセージ

私には「未来を生きる子どもたちが夢を持って生きていく世界をつくる」という志があります。以前、ソーラーランタンプロジェクト(現・ LIGHT UP THE FUTURE)という取組みの海外特派員として、ミャンマーに行った際に、自分の夢のために電気もないところで勉強している子供達を見て、そうした子供たちのくらしを支える、夢を育めるような世界をつくりたいと思いました。私は採用担当で直接商品を開発するわけではないですが、採用の立場から発信していくことで世界をより良くするための仲間づくりをしたいと思っています。

私自身、やりたい仕事がわからず困っていた時期もあり、今の志にたどり着くのに約10年かかりました。志は簡単に育つものではないですが、今やりたいことがわからない人も、やるべきことに向き合い、色々なことにトライして自分が好きなことを見つけてほしいです。もしもやりたいことがパナソニックグループにあれば、是非一緒に夢を叶えましょう。

森山が感じたこと

今の学生はインターネットやSNSで閲覧できる情報が多い一方で、情報の質の良し悪しを判断することが難しいように思います。私自身、就活時には実際にどれだけ影響するのかわからないマナーに振り回され色々な不安を抱えていました。また、就活に対しても、最初は落ちることに臆病になりすぎて、自分らしさを全く出せなかったように思います。しかし、今回の石黒さんの取材の中では「自分らしさ」がキーワードになっており、選考の中でそれを引き出すための工夫をたくさんされていることがわかりました。みなさまも自分らしさを出して納得のいく就活ができるように応援しています。

次回告知

次回は内定者マガジン「#こうして今パナソニックにいる」の最終回になります。約5ヶ月間のインターンを通じて感じたことや、変化などを私と豊嶋さんとで振り返っていきたいと思います。
2月15日(水)に公開予定ですので是非お楽しみに!

【プロフィール】

石黒 正大(いしぐろ まさひろ)さん
人事
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
2008年入社 文学部 卒

インタビューした内定者編集部員

森山 和(もりやま いずみ)     
関西学院大学 社会学部     
昨年、人間科学科を卒業。そして社会学部に編入。4年間での2学位取得に挑戦中。趣味は旅行とネコの動画を見ること。    
◆パナソニックの#はたらくってなんだろう    
https://recruit.jpn.panasonic.com/feed/    

    *記事の内容は当時(2023年2月)のものです。  

みんなにも読んでほしいですか?

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