リモートワークが当たり前な僕らが考える 「光」でつながるウェルビーイングな働き方|PASSION vol.6
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リモートワークが当たり前な僕らが考える 「光」でつながるウェルビーイングな働き方|PASSION vol.6

パナソニック_ソウゾウノート

何かを成し遂げるのに必要なのは、知識や経験以上に『それを実現したい』という情熱である。

創業者・松下幸之助がのこした考え方は今日も私たちの指針となっています。連載企画「PASSION」では、「プロジェクト×人」という切り口でパナソニック社員やそこに携わるパートナーの方々にもお話しを伺い、それぞれが秘めた情熱の源泉を探っていきます。

今回スポットライトをあてるのは、2021年11月6日、7日に開催されたイベント「わたしたちのウェルビーイングのためのハッカソン2021」にて、パナソニックD+IO賞を受賞した、チーム「Egg Messenger」のみなさん。アイデアが生まれた背景やそこに込められた想いについて、メンバーの杉井雄汰さんと齋藤拓巳さんのお二人から。また今回のハッカソンの審査員・川島大地さんからも、受賞の理由についてお話を伺いました。

わたしたちのウェルビーイングのためのハッカソン2021

福島・会津若松の空を背景にしたハッカソンのロゴ。
会津若松市の地元の皆さんが開催当初から参画してくださって、
皆さんのウェルビーイングに対する思いの強さから学ぶことが多かったそうです。

昨今、一段と注目が集まっている「ウェルビーイング」をテーマに、2018年から多くの企業を巻き込んで開催しているハッカソン。

“心身ともに健康”で、“よりよい幸せ”が考えられ、“社会的にも充足されている”すべてが満たされた状態――人それぞれ違うニュアンスを内包するからこそ、別の誰かのくらしをアップデートさせることにもつながっていく「ウェルビーイング」という言葉。そんな想いを込め、生き生きとしたくらしの糸口を探るハッカソンには、毎年多くの企業にも賛同いただき、4回目となる今回は、パナソニックと富士通の共同開催のもと、4か国からおよそ50名の方が参加しました。

今回の課題は「あなたとあなたに関係する誰かとの関係性を良好にするプロダクトやサービス」。参加したみなさんはチームにわかれ、それぞれの領域の第一人者からのメンタリングを受けながらアイデアを練り上げます。その中から、特に優秀なアイデアを出したチームに、「パナソニックD+IO賞」「富士通つながる豊かさ賞」が贈られました。

【プロフィール】

(左上)杉井雄汰さん(右上)齋藤拓巳さん(左下)玉村ひまりさん(右下)杉田和駿さん

会津大学のOBで結成されたチーム。2020年に就職し、入社当時からリモートワークという杉井さん、齋藤さん、杉田さんと、イギリスの大学院で学ぶ玉村さんで構成。このチームはリモートワーク中、感情表現を相手に共有しづらいという課題感をもって、このハッカソンに参加しました。

「リモートワークが当たり前」の4人がつくる、気持ちを光で表現するデバイス

―今回「パナソニックD+IO賞」を受賞した「Egg Messenger」はどのようなプロダクトなのでしょうか。

齋藤:  リモート環境で働いている際、メッセージアプリ上で「いいね!」などのリアクションを受け取っても、リアルな場で激励されたときほどの感動は起きないものです。この「Egg Messenger」は、Slackのリアクションを受け取り、光の色で表現する照明デバイス。離れた場所で働く仕事仲間からのフィードバックを光で体感し、個人の幸福感ややる気を向上させたい、という想いから生まれました。

―アイデアはどのような背景から生まれたのでしょうか

齋藤:  私は2020年度に新卒で就職したので、入社したその日からリモートワークが当たり前の世代です。はたらく中で感じていたのは、オフィスに出社する日と比べ、リモートワークの日は同僚と喜びを共有する機会が少ないというということです。メンバーたちも同じ想いを抱えており、なんとか改善できないかという課題を持っていました。

リモートワーク中の杉井さん

杉井: 私は現在イギリスで働いていますが、今の会社に入社してからずっとフルリモートです。会議やプレゼンの後、「あの時まずい返答の仕方をしてしまった」といった不安が生まれたとき、他のメンバーからのひと言で安心することってありますよね。

しかし、リモート会議では、終了後は一人。自分自身に高いハードルを持っている人ほど不安を冗長させてしまいます。そこで私たちは、色が感情に及ぼす影響に注目。Slackからのリアクションを光で表現することで、相手の反応を体感できるようにしました。

アイデアが定まらないまま1日目が終了

―プレゼンまでの過程で、たいへんだったのはどんなことですか? 

杉井: 企画を決定するまでに時間がかかったことです。アイデアはたくさん出るものの、じゃあ何をする? という部分が定まらない状態で1日目が終わってしまって。

齋藤: 1日目の結果をメンターの方に発表したところ、「マイナスがゼロになるだけで、プラスの価値が提供できていない」と指摘を受けました。このときフレームワークの使い方をあらためてご指導いただき、終了後にメンバーと検討を続けたところ、「オフィス」というキーワードがやっと見えてきました。

―プレゼンでは実際のEgg Messengerを使ったデモ動画までありましたよね。企画が定まってからは順調に進んだのですか?

デモ動画でのEgg Messenger

杉井: 実はあのEgg Messengerの動画は、発表の1時間前に完成したものです。私たち が使った手法は「光造形方式」と呼ばれ、液体の光硬化樹脂(レジン)に、UVライトを照射することで1層ずつ積層していき、造形物を作り上げる3Dプリンター。設計図が正しくても、素材とのバランスがうまくいかないと崩れてしまい、夜中に何度もやり直しました。

「これでダメなら発表に間に合わない……」と思った5回目の挑戦でやっとうまくいき、残りの1時間でデモ動画を撮影。ドタバタでしたね(笑)。

喜びを感じながら働くことがウェルビーイングにつながる

―ハッカソンを通じて感じたことを教えてください。 

齋藤: 私自身、入社してからずっとリモートワークという状況で、いろいろなモヤモヤがありました。同じように感じている人も、仕事での感情表現がしやすい社会になればと思います。

杉井: そうですね。常にモニターに向かって働いていると、他者に対してだけでなく、自分自身に対しても、感情を置き去りにしてしまうところがありますよね。仕事をタスクベースで行うのも重要ですが、喜びを感じながら働くことは、ウェルビーイングにつながっていくはずなので、感情を認識することが当たり前になればいいなと思います。

現代ならではの困りごとを、若者のアイデアともに実現していく

「D+IOプロジェクト」とは、パナソニックが推進する「たいせつな誰かへ届けたいみんなのモノづくり」を応援する活動。このプロジェクトを担当し、今回審査員も務めたFUTURE LIFE FACTORY(以下、FLF) の川島さんから、受賞の理由をお聞きしました。

FUTURE LIFE FACTORY 川島大地さん

川島: Egg Messengerのアイデアは、私自身が抱いていた課題意識とマッチしており、とても共感しました。リモート上でプレゼンをしていると、相手の反応が見えずに不安に思うことがあります。しかしこれは、現代の状況ならではのこと。デジタルの技術を使うことで解決できたらと思っていました。

 現在は、Egg Messengerチームと共同で、レシピ化をすすめています。Slackで送られた絵文字を色で表現するため、市販のLEDを接続して色を変えたり、光り方を表現できるようにしています。FLFでは「aura meditation」というプロジェクトがあり、悲しい時は青、怒った時は赤といった、全世界共通の感情に対する色の研究をしています。その知見も活かしながら、レシピ化を進められたらと思っています。

▼チームのアイデアは、FLFとのコラボレーションで、作り方をレシピ化。FLFが推進する「D+IOプロジェクト」のサイトにて公開する予定です。


これからもパナソニックでは、ウェルビーイングについてソウゾウを広げ、それを実現するアイデアの共創や技術の進化を通じて、一人ひとりのくらしをアップデートしていきます。続報をぜひ楽しみにお待ちください!



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パナソニック_ソウゾウノート
一人ひとりが、いま以上の「いま」をソウゾウしてゆくために。パナソニックの公式note「ソウゾウノート」は、<あしたのソウゾウが響き合う>をコンセプトに、毎日の営みのなかでこれからの道をソウゾウしていく場所です。みなさんがソウゾウしたことも教えてくださいね。