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『やさしさラボ』Day1

皆さん、こんにちは。パナソニックnote編集スタッフの金田です。
今回の投稿では11月3日(火)に行われた『やさしさラボ』の第1回目セッションの様子をお伝えしていきたいと思います!

『やさしさラボ』ってなに?と思われた方は、以前プログラムの概要や企画背景を説明した記事を公開しているので、まずはこちらを読んでみてくださいね!

それではさっそく行ってみましょう~!

チェックイン

というわけで、記念すべき『やさしさラボ』第1回目のセッションが始まりました。
まずは最初にチェックインと題して、参加者と運営メンバーの合計23名で、それぞれ呼んで欲しいあだ名と今感じていることを一言ずつ話しました。参加者の皆さんは今回が初顔合わせということもあり、緊張している様子の方もちらほら。

(申し遅れましたが、私、金田は今回ファシリテーターとして『やさしさラボ』に参加しています!)

そのあとは、今回の『やさしさラボ』のメインナビゲーターである劇作家の石神夏希さんから、プログラムに参加するにあたって、「相手の考えを否定しない」、「互いの発言をよく聞く」、「たくさん質問をする」の3つを心がけてほしいとのメッセージが送られました。

コメント 2020-11-13 190545

チェックインも終わり、いよいよ午前のワークが始まります!
ここからは、各ワークのテーマを見出しに記載しているので、この記事を読んでいる皆さんも是非一緒に考えながら読み進めてみてください!

AM➀「今、自分のいる場所で“やさしさ”を感じるものは?」

さて、午前中の最初のワークは「今、自分のいる場所で“やさしさ”を感じるもの」を探すというテーマでした。
自宅やカフェ、オフィスなど、各々が今自分のいる場所で直感的に“やさしい”と感じるものを3分以内に探し、それをグループ内で共有し合います。

僕がファシリを担当したグループでは、ポケットティッシュに書いてある文章、肌に優しいハンドクリーム、日常使いしているヘアスプレーなどが例として出ていました!

こうやって挙げてみると、それぞれの参加者がどのようなものに“やさしさ”を感じるのか、なんとなく見えてきますね~。
あえて普通の自己紹介をするのではなく、このような方法でアイスブレイクしていくのも、この『やさしさラボ』の面白さだと思います。

AM②「最近自分が“やさしくなさ”、または“ズレたやさしさ”を感じた物・事は?」

2つ目のテーマは、「最近自分が感じた“やさしくなさ”、または“ズレたやさしさ”」を共有するというものです。

グループの1人が話し手、残りのメンバーが聞き手に回り、聞き手は発表者の話を聞きながら、思い浮かんだイメージを紙に書いていきます。
ここで決められた唯一のルールが、言葉以外の方法で表現しなければならない、ということ。図やイラストや線など、それぞれが発表者の話を通じて感じたことをどんどん紙に描いていきます。

聞き手全員が同じ絵を描く時もあれば、全く違う内容の時もあり、「伝えることの難しさ」や、「他者への想像力を働かせることの難しさ」を皆さん実感したのではないでしょうか?
個人的には絵心が無さすぎて、絵を描くのが大変でした…。笑

コメント 2020-11-13 145446


AM③「最近読んだ“やさしさ”を感じる本と、その中から印象的なフレーズの紹介」

続いては、「最近読んだ“やさしさ”を感じる本を紹介」するワークです。

話し手には自分が選んだ本の中から特に印象的な一節をこの場で朗読していただき、聞き手は先程と同様に、感想や感じ取ったものを紙に書き出してフィードバックしました。
今度は表現方法に制限を設けませんでしたが、ワークを繰り返すうちに、紙に書き出すこと、言葉に縛られず感じたものを表現することに少しずつ抵抗がなくなってきたように感じます。

AM④ リレーインタビュー

ここまで怒涛の勢いで続いてきた午前のワークも、このリレーインタビューが最後です!ここでは3人1組のグループになり、参加者同士でインタビューをする形でそれぞれの参加動機を聞いていきました。

個人的には、バイオメディアアートを専攻している学生の話に対して、全く分野が違う建築学科の子が興味津々で質問しまくっていたのが印象的でしたね。
自分とは全く異なる分野で活動している人から、その人の"やさしさ"に対する考え方や参加動機を聞くことで、色々と新しい気付きが生まれるから面白いですよね。

コメント 2020-11-13 154522

年齢や職業、活動分野などが全く異なる初対面の人々がお互いにあだ名で呼び合い、人となりを知ることで、少しは緊張も解け、午後に向けて参加者同士の距離も縮まっていたように感じます。

PM「公共空間に出て"やさしくなさ"または"ズレたやさしさ"を探してみよう」

とにかく口を動かすことがメインだった午前中からはガラッと変わり、午後はフィールドワークを実施。
PCの前にずっと座りっぱなしもキツいので、このように身体を動かすワークがあるのはありがたいですね。参加者のみんなもきっと待ち望んでいたのではないかと思います。笑

午後のお題は、公共空間に出て「やさしくなさ」または「ズレたやさしさ」を感じる物・事を5つ以上見つけて、写真を撮ってくることです。
ポイントは、直感的に「やさしくない」、「ズレている」と感じたものをピックアップすること。こういうものがやさしい/やさしくない、と決めつけてから探しに行く必要はありません。
自分の素直な感覚を大事にして探してみましょう!

約80分間のフィールドワークを行った後に、再びオンライン上に集合し、各グループ内でそれぞれのメンバーが集めてきたものをシェアしました。
せっかくなので、みんなが集めてきたものをいくつかご紹介します!

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こちらは博物館にある多目的トイレ。中に入ってしまえば十分な広さがあるけど、向かい側の女性用お手洗いとの間の幅があまりにも狭すぎますね。車椅子やベビーカーを使用している方からすれば、そもそも多目的トイレに入るのも大変そう。「やさしくなさ」を感じますね。


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こちらはプーさんの形をした何かのアイテム。落とし物として落ちていたものを、誰かが目立つように近くの看板にくっつけてくれたのかな?
おそらく拾った人は「やさしさ」から目立つところに置いてくれのたかもしれないけど、落とした人はきっと地面に転がっているものだと思ってこれを探すかもしれない。「やさしさのズレ」が発生しているわかりやすい例だと思います。


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最後にメインナビゲーターの石神さんが見つけた「やさしくなさ」もご紹介しましょう!こちらは、路地裏のフェンス。その向こうにいる猫を触りたくても触れません。でも深い用水路にはまらないようにという行政による市民への「やさしさ」でもあり、猫にとっては人間にちょっかいを出されずにすむ「やさしさ」でもあるのかもしれないですね。

チェックアウト

長いようで短かった8時間があっという間に過ぎ、気付けば本日のワークが全て終了していました。1日の最後にはチェックアウトとして、朝と同じように参加者が一言ずつ今感じていることを話す時間を取っています。

普段の生活では考えないようなことをたくさん考え、他のメンバーとたくさん話したからでしょうか。それぞれの参加者が多くの刺激を得て、感情や視点の変化があったように見えました。

あまりにも頭を使い過ぎて疲れ切っている人もいれば、次回へのワクワクが抑えきれない様子の人もいましたが、ひとりひとりにとってこの一日が有意義なものになっていたら、運営スタッフとしては嬉しい限りです。笑

ちなみにこのプログラムに参加してくれているこーだい君も、この日のことをnoteに書いてくれています!よかったら皆さんもチェックしてみてくださいね。


次回の『やさしさラボ』は11/15(日)に開催します。第2回目のセッションではゲストを招き、トークセッションを通じて"やさしさ"に対する考えをさらに深めていきます。
次回の様子もまた後日記事にして公開していきますので、どうぞお楽しみに!
それではまた次の記事でお会いしましょう~、ありがとうございました!

コメント 2020-11-13 201738


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