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多くの人と対話し、自分を見つめ直すことで、仕事選びの軸が見えてくる

パナソニックnote編集部です。

今回は、パナソニックの2022年度入社予定、永島(ながしま)の「#この仕事を選んだわけ」をご紹介いたします。

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はじめまして。来年度からパナソニックに入社予定の永島です。

パナソニックとnoteがコラボした投稿コンテスト「#この仕事を選んだわけ」が12月20日にスタートしました。

私はつい先日就職活動を終えて、これからの仕事を選んだばかり。そんな私の就活エピソードをご紹介します。

就活はわからないことだらけ。だから、まずは過去を振り返ってみた

就活を始めたときは、わからないことだらけでした。人生で初めての体験なのに、その後の人生を左右する決断をするんだから、不安になって当然ですよね。「まずは就活の軸を考えてみましょう」と言われても「そんなの、どうやって見つけるの?」と悩みました。

でも、わからないなりに行動をするうちに、自分の指針が少しずつ見えてきたように思います。まずは、学生時代に頑張ってきたことや興味のあったことを、並べてみたんです。

たとえば、私は法学部法律学科で学んでいて、ふたつのゼミに所属していました。ゼミは通常どこか1ヶ所を選ぶものでしたが、どちらにも興味があって、なかなか決めきれなかったからです。

ひとつは「メディアコミュニケーション研究所」という、作ることや伝えることを学ぶゼミ。自分が考えたプロモーションの企画を広告代理店の方にプレゼンしたり、記者の方に取材・執筆を指導したりしてもらいました。

もうひとつは、競争法・交渉学・リーダーシップを専門とするゼミ。ディベートの訓練を数えきれないほど重ねたほか、4年次には大学全体に開講する講義の企画・運営も務めました。

どちらも、自分で手を動かして学ぶ機会がたくさんあり、考えて作り、伝える力が磨かれたと思います。

ゼミ以外には、国際交流活動にも取り組んでいました。日本・中国・韓国の学生とともに、宿泊型の学生会議を企画・運営したり、所属していたNPOから東南アジア地域へのフィールドトリップを実施したり。家族が海外に住んでいたことがあり、外国の文化や暮らしについて話を聞く機会が多く、国際交流には昔から興味があったんです。

ほかにも、小さいころから体操を習い、高校のときは体操部に所属。大学のサークルはフラダンスと、チームで練習を重ねてパフォーマンスするようなことも大好きでした。

いろいろな方の話を聞きながら練り上げた「4つの軸」

自分の好きなことや興味のあるものがわかったら、次は大学の先輩や先輩社員にお話を聞きに行きました。入社先を決めた先輩やすでに働いている社会人の方々に「就活の軸は何でしたか?」と尋ねると、その方の基準がわかります。

人の基準を聞いて「私もそういう会社がいいな」「その条件は、私にはピンとこないかも」などと照らし合わせる。そんなことを繰り返しているうちに、いつのまにか自分の譲れないものが見えてきたんです。さまざまな基準と自分の過去をうまくつなぎ合わせて、私の就活の軸が見えてきました。

①   アイデアの力で笑顔を生み出せる仕事

学生時代に楽しかったことを思い出すと、メディア研究所で多くの企画やサービスを考えたり、コンペに向けてグループで頑張ったりしてきた日々が浮かびました。社会人になっても、自らアイデアを出して何かを作り上げていく、あの喜びを味わい続けたいと思いました。

②   「作ることや伝えること」に関わる仕事

「作ること」には、たくさんの種類があります。私は、学生時代のゼミや国際交流活動の経験から、相手のニーズを具現化するプランニングに興味を持ちました。

それから、出来上がった商品を広く認知してもらうための広告や宣伝など、コンテンツ制作を通じて自社や商品の魅力を「伝えること」も楽しそうだと感じました。学生時代にも、キャリア支援カフェのインターンで広報誌や掲示物を作ったことがあったのも大きかったです。

③   世界中からも愛される技術やサービスを持つ会社

世界中から愛されている会社なら、さまざまな角度で「伝えること」に携われると思いました。きっと魅力的な商品がたくさんあり、社内で求められる仕事の幅も広いはず。また、多くのファンがいる会社なら、自分自身も自社のブランドや商品に誇りを持って働ける気がしました。

それから、グローバルに進出している企業は、海外で働ける可能性が高そうなのも魅力的です。自分と異なる背景や価値観を持つ人たちと、お互いに刺激し合いながら仕事ができるのはとてもワクワクします。

④   尊敬できる社員がいて、自分に合う会社

最後は、一番大切なポイントかもしれません。①~③を満たしつつ、尊敬できる人がいるかどうかを重視しながら企業を見ていました。

仕事をしている時間は、生活の大きな部分を占める時間です。だからこそ「この人と働きたい」「こんなふうになりたい」「こんな会社で働きたい」と思える場所で、楽しく仕事がしたいと感じていたんです。

世界中とさまざまな接点を持てるパナソニック。チャレンジングな社員さんも多い

そんな4つの軸を持って就活を進め、最後に選んだのがパナソニックでした。

まず惹かれたのは、商品の幅広さ。家の中を見渡してみて、そこにあるほとんどのものはパナソニックでつくることができると聞いたときは、本当にびっくりしました。つまり、ユーザーとの接点がそれだけ多種多様だということ。きっと、アイデアの力で人の笑顔を生み出すチャンスも、たくさんあるだろうと思えたんです。

それから、世界中で信頼されている会社・ブランドであること。たとえば、オリンピックのオフィシャルパートナーとして、オリンピックに関わるさまざまな社会貢献に取り組んでいる姿も、とても素敵に見えました。多くの方々に愛され、商品だけではないコミュニケーションの機会を持っている会社なら、新しい取り組みにもチャレンジできそうだと感じます。

就活でパナソニックの仕事を知り、多くの話を伺ううちに、自分がやりたい「作る仕事・伝える仕事」の輪郭も、少しずつ見えてきました。当初は「作ったり、伝えたりしたいなあ」と漠然としていた気持ちが、今は「ブランドのプロモーションに関わる仕事がしたい」と、具体的な目標を掲げられるようになったんです。

そして、とても大切にしていた社風や人柄。パナソニックの選考で会う社員の方々は、みなさん本当に素敵な方ばかりでした。

特にインターンで出会った先輩社員は、私の話を優しく聞き、面接の練習にも付き合ってくださり、丁寧なアドバイスをたくさんしてくれました。

物腰やわらかく穏やかな印象でしたが、その方自身の学生時代や今の仕事の話を聞いてみると、イメージが一変。専門は英語なのにあえて別の語学圏に留学してみたり、自動車の海外営業という比較的男性の多い現場でもパワフルに仕事をこなしていたり……自分のやりたいことを突き詰めて、楽しそうに頑張っている姿がとてもかっこよく見えました。

ほかにも、人事の仕事をしながら大学院に通い、新規事業のお手伝いもしているという方がいました。自分の担当範囲を決めつけず、面白そうなプロジェクトがあればどんどん手を挙げて挑戦していける社風は、純粋に楽しそうです。

就活の軸に基づきながら、最後はほどよく感覚で決めた

就活中に一番悩んだのは「いつ就活を終えるか」でした。それまでは、自分がどんな企業でどんな仕事をしたいのかを、ただ一生懸命考える日々。でも、選考を受けて結果が出てくると、自分がどの企業に行くのか最終的な選択をしなければなりません。

決断の手助けになったのは、ここでもやっぱり、自分の就活の軸でした。改めて軸を見直してみて、どこが私にマッチしているのか、初心に戻ってみたんです。

やはり、迷ったときに重視したいと感じたのは、就活で一番大切にしていた社風や人柄だったんです。

パナソニックの選考で一番印象的だったのが面接のときのことです。面接というと、堅苦しくて聞かれたことにただ答えるだけのイメージがあるけれど、パナソニックはそうではなかったんです。

「志望動機」「学生時代に頑張ったこと」みたいな、よくある一問一答ではありません。お互いの会話を重視して、私自身の内側に向き合ってくれる。対話を通じて、目の前にいる私がどういう人間なのかをよく見ようとしてくれている。そんなことを感じる面接でした。

これまでの人生、私は何かを選択するときに熟考するタイプでした。考えすぎてしまうことも少なくありません。でも、最後はほどよく感覚にも頼って、パナソニックを選んだんです。

就活は、自分の「これまで」と「これから」を見つめ直す機会

改めて就活を振り返ってみると、自分を見つめ直すことができる、いい機会だったなと思います。

ゼミにサークル、インターン、国際交流など、興味のあることには常にチャレンジしてきた4年間。充実していたけれど、少し走りすぎていたようにも感じています。

そこで一度立ち止まり、落ち着いて自分の過去を思い返したり、人の話をじっくり聞いたりする時間をくれたのが、就活だったんです。おかげで、これからどんな一歩を踏み出したいかをとことん考えることができました。

就活の正解は、人それぞれです。自分に合った仕事も、選び方も、唯一の正解はありません。だからこそ人の意見を参考にしつつ、自分なりにいろいろな角度で考える姿勢が大切なんだと思いました。

<プロフィール>

永島礼菜 (ながしま・れいな)
慶應義塾大学 法学部法律学科
学生時代、「メディアコミュニケーション研究」「競争法・交渉学・リーダーシップ」のふたつのゼミに所属。フラダンスサークルに所属しながらも、韓国・中国などアジアの学生を中心とした国際交流活動に取り組む。

◆パナソニック採用HP

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私たちのnoteでも、みなさまの作品を選考とは関係なく、随時取り上げていきたいと思います。

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