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立ち漕ぎで「なりたい姿」に近づいていく|#思い込みが変わったこと

ソウゾウノートでは、2022年3月25日から「#思い込みが変わったこと」をテーマに投稿コンテストを開催しています。

みなさんの「自分の思い込みが変わった」「周りの思い込みを変えた」エピソードをつうじて、さまざまな生き方や価値観をご紹介していきます。

今回お話を伺うのは、この3月に大学院をご卒業されたそらさん。
そらさんは在学中、自宅から片道2時間半をかけて大学院へ通い、日中は19世紀の西洋美術の研究、授業後は部活動やアルバイトに明け暮れる日々と、かなり忙しくされていたそう。「おしゃれをする時間なんてない」「ファッションはかわいい人の特権」と感じていたなか、とあるきっかけで出会った「イメージコンサルティング」で、思い込みが変わったといいます。

そら
大学および大学院では西洋美術史を専攻。専門は19世紀フランスにおけるアカデミック美術。課外活動としては、合気道部とお笑いサークルを兼部。趣味は美術館巡りと御朱印集め。


みんな自分だけのチャームポイントを持っている

―「イメージコンサルティング」とはどのようなものなのでしょうか。

そら: さまざまな診断をもとに、その人に似合う洋服を提案したり、なりたいイメージに近づくためのサポートをしたりするのがイメージコンサルティングです。「骨格診断」や「パーソナルカラー診断」、私も資格を持っている「顔タイプ診断®」など、いろんな診断方法があります。それぞれの資格を持つアナリストさんが、骨格や肌・髪の色味、顔の輪郭やパーツなどに代表される、個人の特徴に基づいた分析をしてアドバイスをしてくれるというもので、自分に似合う洋服の系統や色味、着こなし方などがわかるんです。

―診断方法にもいろいろな種類があるのですね。そらさんは、以前からずっとファッションの分野にご興味をお持ちだったのでしょうか。

そら: いえ、実は大学2年生くらいまでは本当に無頓着で……。学生生活が忙しかったというのもあるのですが、「悪目立ちしなければいい」と、とにかく無難な洋服ばかりを選んでいました(笑)。幼少期からずっと、選ぶ洋服はシンプルなものばかり。そもそも「おしゃれは、かわいい人・かっこいい人だけの特権」だと思っていたんです。

―意外です。どのようなきっかけでイメージコンサルティングに出会ったのですか。

そら: 好きなアーティストやアイドルについての情報をチェックしているときに、「〇〇ちゃんは〇〇タイプだから、こういう衣装が似合うのかも」というように、イメージコンサルティングの用語を目にすることがあって。「こんなものがあるのか」と気になり、イメージコンサルティングについて調べるようになりました。

すると、今までアーティストを見るときに抱いていた「この衣装はとても似合っている」「今回の衣装は、イマイチかもしれない」などの漠然とした感想が、理論で理解できるようになったんです。それからは、どんどん興味を持って、自分もコンサルティングをしてもらいたいと思って診断も受けました。

―実際に診断を受けてみて、いかがでしたか。

そら: それまではずっと、おしゃれは「感覚」で行うものだと思っていました。なので、センスのある人だけがすてきな洋服を選べて、おしゃれができるのだと思い込んでいました。でもイメージコンサルティングに出会って、「洋服選びは理論的に考えられる」、そう気付けたことが私にとっての発見でしたね。 

また、いろんな診断を受けたり、私のように、アナリストさんにアドバイスをもらっている方々とお話したりするなかで知ったのは、「人はみんな、その人だけのチャームポイントを持っている」ということです。

―まさに「思い込みが変わったこと」ですね。

そら: そうなんです。クールな顔立ちで装飾を削ぎ落としたシャープな服が似合う人もいれば、フリルや花柄など、かわいい服が似合う人もいる。人それぞれのチャームポイントは、ほかの人では替えがきかないものです。そのときの旬のアイテムを「いま流行っているからこれを着なきゃ」と考えるより、自分の骨格や肌のトーンに合わせて洋服を選んだほうが、背伸びをしすぎない自分ならではの魅力が倍増されることもあるのだと知りました。
これまで「おしゃれだな」と思っていた人も、センスのいい服を選んでいるから「おしゃれ」なのではなくて。自分の魅力にマッチしたものを選んでいるから「おしゃれになる」んだと、今ではわかるようになりました。

「弱み」はおいしい。消さなくていい

―そらさんは以前、パナソニックセンター東京で行われた「ソウゾウするちから おいしい弱み~あなたの弱みをレベルアップする裏ワザ、授けます。~」イベントにも参加されたそうですね。

そら: はい。このイベントでは、マイナスのものだと捉えられがちな自分自身の「弱み」の見方を変えることで、むしろプラスになることを学びました。

たとえば、私は八方美人なところがあって……。もので例えると、“白米”のような人付き合いをしてしまっていると感じていたんです。仮に“激辛メニュー”や“でか盛りグルメ”だったら、万人に好かれるわけではないけど、大ファンがいたり、激辛フリークのような人がいたりするじゃないですか。
でも「白米マニア」ってあまり聞かない。つまり私は、替えがきく存在なのかな、という悩みがあったんです。

ですが、同じグループの方から「それは相手の求めていることや、どうすれば喜んでもらえるのかがわかる、プラスの側面でもあるのでは」と言っていただいて。視点を変えれば、白米は誰とでもタッグを組むことができて、ときにはカレーライスやオムライスにもなれる。いろんな人と関わることでむしろ、自分自身の可能性が広がる。これまで自分の中で消化しきれていなかった弱みを「消さなくていいんだ」と知った瞬間でした。

2021年12月3日に開催された
「おいしい弱み~あなたの弱みをレベルアップする裏ワザ、授けます。」

イベントの様子はこちら

―イメージコンサルティングにも活かすことができそうですね。そらさんのなかでも、何か変化はありましたか。

そら: はい、そうなんです。イメージコンサルティングを行っていると、当然「自分に似合わないもの」についても知ることになります。たとえば私の場合、ロイヤルブルーやオリーブグリーンなどのパキッとした色や、深みのあるシックな色はあまり得意ではないようです。ですが、「おいしい弱み」のワークショップと同じように、似合わないことなどやマイナスの側面ばかりに目を当てて、そこを無理に補おうとするのではなくて。それよりもむしろ、長所を最大限に発揮できるカラーを選んだほうがぐんと魅力がアップしますし、私も楽しいんです。
逆に言うと私は、サーモンピンクやライトグリーンなど淡く、爽やかな色はバッチリなので、やわらかな春の日を連想させるような色の服を着ていると、かわいい服に見合うように背筋を伸ばして歩いたり、明るい色に合わせて、笑顔を心がけたり。意識や行動まで、ずいぶん変わるようになりました。自分の内側と外側が、ちょうど自転車の前輪と後輪のようになって、「自分のなりたい姿」にどんどん近づいていくようでうれしいです。

―すてきですね。最後に、そらさんの今後の目標について教えてください。

そら: 欠点や弱点は、どうしても「変えたい」「なくしたい」と思いがちです。でも、自分が持っている魅力はなにものにも変えがたい、そのことを多くの方に知ってもらいたいなと思います。私自身それを知ってからは、世界がとてもキラキラしたものになりました。

そのために、イメージコンサルティングなど、その人ならではの魅力を発見する手助けをしてくれる考え方やいろんなツールが世の中にはあります。

私自身も「誰かをサポートしたい」という思いから、顔タイプ診断®の資格を取得しました。今年中にパーソナルカラー診断の資格も狙っています。今後も「内側と外側の両輪」をまわして、どんどんステップアップしていきたいですね。

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