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【内定者編集部】採用担当者への一問一答インタビュー〜技術系採用・櫻井さん〜

これまで、パナソニックグループ内定者編集部では、私と森山さんの2人でパナソニックグループに働く8名の方にインタビューをしてきました。
今回は技術系採用担当の櫻井さんに一問一答形式でインタビューを行い、就活生が疑問に思うところ、不安に思うところに対し、どのように採用担当者は考えているのかを答えていただきました。SNSや就活サイトなどさまざまな情報が飛び交う中、何を信じればよいのか分からなくなることもあると思います。今回の記事が少しでもみなさまの参考になれば嬉しいです。


【エントリー・面接について】

Q.ガクチカでは何を見ていますか?

ガクチカそのものの大小やその結果だけを見ているわけではなく、今後どのように活躍していただける方なのか再現性を見ています。つまり、みなさまがどのような志や価値観、性格で物事を進めていく方なのかを見ています。そのため、内容に関しては短期間のものよりも、できるだけ長く取り組んだ内容の方がみなさまらしさが出ると思います。

Q.インターンシップで落ちたら本選考で受けても通らないですか?

そんなことないですよ。インターンシップに参加できなかった方もパナソニックグループに落ちたわけではないです。定員などの制約上の都合でどうしても全員にご参加いただくのが難しいのですが、インターンシップでお越しいただけなかった方が本選考でエントリーしていただいて、入社するというケースは多くあります。

Q.SPIの性格検査を参考にすることはありますか?

インターンシップや面接を通じて、人となりを見させていただく際の補助ツールとして使うことがあります。でも、対面でのコミュニケーションが大事なので、気構えることなく自分らしく受けてくださいね。

Q.志望職種が明確に決まっていなくても選考を受けることはできますか?

問題ないですよ。エントリーしてほしいです。選考を受けていただきながら段々と明確にしていただければ大丈夫です。選考を通じて、私たちがみなさまのことを知るだけでなく、みなさまにも会社のことを知っていただき、お互いの理解が深まっていければ良いなと思っています。

Q.逆質問の意図を教えてください。

逆質問を通じて採用の合否につなげることはしません。できる限り面接の時間を有意義にしてほしいと思っています。合否のことは意識せず、みなさまからも不安なことや分からないことを質問してくださいね。漠然と不安を述べるのはなく、不安な理由を明確に伝えていただければ、みなさまの期待によりお応えできると思います。

【技術系採用担当者にこそ聞きたい質問】

Q.大学での研究で見ている点はどのようなところでしょうか?

研究の成果も大切ですが、その研究に取り組む姿勢と研究のプロセスを重要視しています。その理由は研究者・技術者としての再現性を見るためです。会社に入ったら色々な研究テーマを経験することもできるので、そんな新しい挑戦をした時にも同じように活躍できる人かどうかを見ています。

Q.研究に集中したいのですが、インターンシップなどに参加しないことは採用に大きく左右するのでしょうか?

問題ないですよ。パナソニックグループはみなさまに就活だけに時間を割いてほしくないという想いがあり、そういう方のために、6月・7月以降からでも応募が可能な通年採用なども行っております。インターンシップも参加された場合はその経験を通じて、パナソニックグループの事業内容を知り、ご自身のスキルの磨き方など何か気づきを持って帰ってほしいなと思っています。 

Q.学部卒と修士卒で求められるレベルに違いがあるのでしょうか?

修士卒の方は二年間必死に研究に取り組まれてきたと思うので、その二年間どんな想いで何をしてきたかを見ています。一方、学部卒の方はその二年間が無い分、今後どのように活躍される方なのか、そのポテンシャルを見ています。

Q.大学の専攻とは異なる分野の職種を希望しても大丈夫ですか?

問題ないですよ。むしろそういう気概のある方は素晴らしいと思います。ただ、就職に有利だからという理由ではなく、しっかりとみなさまの理由を持っておいてほしいなと思います。「自分はこういう勉強をしてきたが、将来はこんな自分になっていたいので、このコースを希望しました」と明確にお話いただけるのであれば問題ないです。むしろ私たちの仕事をよく理解してくれて、仕事への想いも伝わってきて嬉しいですね。

Q.自分の研究内容を説明する時に専門用語などを使っても大丈夫ですか?

相手に合わせることが大切です。最終面接に近づくにつれ、ある程度、技術についてわかっている社員が入りますが、大切なのは相手に伝わるように説明するということです。技術が分からない文系出身の面接官が担当していることもあるので、誰でも理解できるように説明いただけると、みなさまの研究への頑張りがより伝わると思いますよ。

 【パナソニックグループの特徴】

Q.パナソニックグループの技術職で働くアピールポイントを教えてください。

たくさんありますが、技術領域が広いので、みなさまが活躍できるフィールドが必ずあるところです。家、街、社会と幅広い領域で事業を展開しておりますので、一度パナソニックグループの説明会にお越しいただけると嬉しいです。

Q.活躍されている社員さんの特徴を教えてください。

パナソニックグループは「幸せの、チカラに。」をブランドスローガンとしておりますが、これに共感するだけではなく、社会や誰かの幸せのために自ら考え、行動し続けられる人。さらに一人ではなく、仲間を巻き込みながら仕事をしている方が活躍しておりますね。

Q.就職活動を始める学生へのアドバイスお願いします。

「自分一人の自己分析に振り回されないでほしい」と思っています。自分一人の自己分析だけでは意外と自分のことはわからないものです。これだけに時間を費やして悶々としているくらいなら色々な社会人と会って、会社を見てください。その中で少しでも心が動くシーンがあればそれを大事にしていただきたいです。「この会社なんかいいよね」とか、反対に「この会社なんか合わない感じがする」とか、そういう感覚の積み重ねでやっと線みたいなのが見えてきて、それが就活の軸になるのだと思っています。自分だけを見るのではなく、とりあえず色々と動いてみて情報を集めてみてください。

豊嶋が感じたこと

櫻井さんへのインタビューを通じ、就活では、変に合否を気にして自分を取り繕うのではなく、「自分自身の人となりや価値観をありのまま伝えること」が大事だと感じました。今振り返ると、私自身、パナソニックグループの面接を通じて、出来事に対してどう動いたのかという結果よりも、その時の価値観を聞かれており、自然体で受け答えできていたように思います。実際に、私自身も、別の会社のインターンシップで相手が求めている自分を取り繕おうとしてもうまくいかないことがありました。就活はお互いにとって共に働く仲間と出会う場所であるため、ミスマッチを防ぐためにも、しっかり、相手のことを思いやりつつ、自分を表現していくと良いと思いました。

【プロフィール】

櫻井 修治(さくらい しゅうじ)さん
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
人事
2019年キャリア入社 経済学部 卒

インタビューした内定者編集部員

豊嶋 悠斗(とよしま ゆうと)
大阪公立大学 工学科
植物工場が大学にあり、その生産性の向上に取り組むため、ゼミでは植物についての研究を行っている。また、大学の枠を超え、教育系の団体に所属。趣味や休日はアニメ鑑賞や、ボードゲーム、人とのおしゃべり。ボードゲームはオセロやカタン、カルカソンヌなどにハマっている。
 
◆パナソニックの#はたらくってなんだろう 
 https://recruit.jpn.panasonic.com/feed 

*記事の内容は取材当時(2023年2月)のものです。

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