過去は変えられなくても、価値を与えることはできる。仕事は楽しむもの!失敗から気づいた“仕事の本質”
見出し画像

過去は変えられなくても、価値を与えることはできる。仕事は楽しむもの!失敗から気づいた“仕事の本質”

こんにちは、パナソニック株式会社note編集部です。
今回は、パナソニックのブランド本部で働く串田(くしだ)の、「#あの失敗があったから」をご紹介いたします。

★★★

初めまして、パナソニックの串田です。

パナソニックとnoteが主催する投稿コンテスト「#あの失敗があったから」が5月24日よりスタートしました。この機会に、私にとっての忘れられない「#あの失敗があったから」についてお話しします。

営業部門に新卒入社。現在はブランド部門へ

まずは自己紹介と、私がパナソニックでどんな仕事をしているのかを簡単にお伝えします。

私は2013年に新卒で入社し、営業職として石川県・金沢に配属されました。就活時から宣伝や広報に興味はあったものの、「まずは会社でセールスの経験をしておきたい」と考えて営業職を志望しました。

営業職を経験後は、販促のキャンペーンなどを企画するマーケティング部門を経て現在のブランド部門に所属しています。

職場でもあるパナソニックセンター東京は、パナソニックが目指す「A Better Life, A Better World」を体現するさまざまな取り組みやソリューションをお見せするショウルーム。現在はここでイベントや展示会の企画・運営を担当しています。

仕事をするうえで大切にしている価値観は「自分が楽しめるかどうか」。仕事で楽しむなんて、少しウソっぽいと思われるかもしれませんが、これこそが私の「#あの失敗があったから」なんです。

「楽しくない」を見抜かれた営業職時代

営業職として金沢に配属され、知らない地で初めての一人暮らし。新卒ですから、日々の業務を覚えるだけでいっぱいいっぱいの日々でした。お客様とのコミュニケーションは楽しいのですが、上司からの指示や与えられた仕事をこなすことで精一杯で、今から思えば「思考停止」状態になっていたんだと思います。

そんななか、配属先の営業所でとあるキャンペーンを打つことになりました。相変わらず私は「こなすこと」しか考えられていなくて。キャンペーンの魅力にも気づけておらず、正直「よくある内容のキャンペーンだな」くらいに感じていました。でも仕事だし、会社の指示だから……と、ただただチラシを配るだけの営業をかけていました。

営業先でお会いした代理店の所長さんから「商品の魅力をもっと知りたいからキャンペーンのことを詳しく聞かせてくれる?」と言われたんです。そのとき、全然説明できなかったんですよね。聞かれるであろう質問にすら答えられず、チラシに書いてあることを口頭で説明するレベルになってしまって。

今振り返ると、所長さんは私の仕事に対する姿勢を見抜いていたんだと思います。「串田さんはこのキャンペーン、楽しいと思ってる?」とズバリ尋ねられました。

「あぁ、バレちゃったな」というのが素直な気持ちでした。商品やキャンペーンとお客様をつなぐ自分自身こそが楽しめていないと、商品の魅力って伝わらないんだな、と気づくきっかけになりました。

それから考え方が少しずつ変わりはじめ、キャンペーンやイベントでも「いかに自分が楽しめるか」「どう面白さを見出せるか」をまずは意識するようになりました。その後、営業の次のステップとして販促企画を行うマーケティング部門を選び、キャンペーンの企画そのものを担う立場へと移りました。

目的を大切に、イベントの前から開催後までをデザインする

マーケティング部門を経て、現在所属するブランド部門へは社内公募制度を活用して異動しました。

ここに来てからは、「楽しむ」ということに加えて、さらにイベントの意味や目的を意識するようになりました。

特に印象的だったのが、2019年に行った特別企画展で、スポーツで養われる友情やリスペクトといった精神性を漫画で紐解く「特別企画展 SPORTS×MANGA」。

企画展は毎年行っていましたが、効果的な集客があまりできていないという現実があったんです。その理由を過去のイベントから掘り下げ、何が足りなかったかをメンバーみんなで考えて、今回はどうすればいいかに落とし込んでいきました。

スポーツと漫画という、若い世代にも関心を持ってもらいやすいテーマを活かして、SNSでの発信を増やす、動画配信クリエイターを招いてイベントを行うなど、若年層へアプローチする方法を考えていきました。

イベントの完成度を高めることにフォーカスしていた過去から、いかに多くの人に興味を持って足を運んでもらい、インパクトを与えられるかにフォーカスを変えていきました。

その結果、「SPORTS×MANGA」には例年よりも若い世代の人が多く来てくれ、私たちの狙いは“当たった”といってよい結果を得ることができました。

誰に、何を伝えるためのイベントなのか。そういったイベント全体の意味や目的を明確にし、全体のデザインをしっかり描くことを大切にしながら日々の業務に向き合っています。

発信する側に「想い」があって、どう伝えるか、

営業時代の失敗を経て今の私がありますが、もちろん今も学びや気づきの日々は続いています。

2020年に行ったオンライン展示会「ソウゾウするやさしい展」が掲げるテーマは「SDGs」でした。でも、ただ単にSDGsについて説明するだけでは面白くないんですよね。

そこで、パナソニックにとってSDGsとは何なのかを改めて考えてみると、創業者である松下幸之助から社員たちに受け継がれ、大切にされている「想像力」と「創造力」なのではというところにたどり着きました。

松下幸之助は経営者の立場から、家事労働を一手に担っていた当時の女性たちの立場を想像し、便利な道具(家電)を創造することで負担を軽くすることに成功しました。

社会が抱える問題は「やさしい想像力(と、創造力)」によって解決していけるーー。そんなパナソニックの想いを表現する展示会にしたい。それから、せっかくオンラインなのだからユーザーにも参加してもらえる“余白”がほしい。

私たちパナソニックのメンバーだけでなく、webサイトのデザインや見せ方などのクリエイティブ面では別の専門会社の方々とも協業してプロジェクトを進めていきました。この経験も貴重な気づきに満ちたものでした。

私たちは展示会を成功させるためにクリエイターの方に依頼をかけ、報酬をお支払いしていろいろな提案をお聞きする立場です。でも、提案を「してもらう」だけでは本当にいい展示会にはできないんです。

クリエイターの方は私たちに「パナソニックさんはどうしたいですか」と度々問いかけてくださいました。これまで、イベントの内容や伝えたい想いについて深く考えてきましたが、これをどのように表現するのか、表現方法についても私たちが意思を持って考え抜くべきなのだと改めて感じました。

私は、デザイナーでも、コピーライターでも、プロデューサーでもありません。今思うと、その考えが、自分の仕事の幅を狭めることにつながっていたのかもしれません。

お互いの熱意やアイデアを引き出し合い、肩書に囚われることなく越境しながら仕事を進めることで、パナソニックの想いを伝え切れ、より良いものを作ることができました。パナソニックの想いを表現できるのはパナソニックの社員。そんな当たり前のことに気づかされました。

自分たちからも積極的に想いをどう表現するかついて考え、いろいろな意見を出していったことで、「ソウゾウするやさしい展」への思い入れも更に強くなりました。そして、この中でも、私たちが「この展示会を楽しいものにしたい」と思うことこそが大切なんだと再認識しました。

失敗に価値を与えられるのは、自分だけ

そうはいっても、失敗するのって怖いですよね。できればしたくないという気持ちももちろんあると思います。

私が意識しているのは、「過去は変えられないけど、過去の価値は変えられる」ということです。

仕事というものをまだ理解しきれていなかった営業職時代の失敗は、もうなかったことにはできません。でも、そこから「仕事は楽しむ」と学んで成長できたことで、あの失敗には価値が生まれたんです。

仕事をしていると苦しいこともあるし、思い出したくないような失敗をすることもあります。でもそれをただの「つらかった思い出」として置いておくのはもったいない。「つらかったけど、意味のあることだったな」という記憶に変えられるのは、自分だけなんです。

そして、「仕事はつらいもの、苦しいもの」と思っている人にこそ「楽しいことを見つけて!」と伝えたいです。

お金をもらっているんだから、つらくても我慢しなくちゃいけない……なんてことはないんです。むしろ、今までお話ししてきたように、楽しみを見つけてこそ本当に仕事が好きになれるし、イキイキと働けるんじゃないかなと思うんですよ。

私の場合は、好きな人や会いたい人にいつか仕事で会えることを楽しみにしています(笑)。有名人でなくても、社内で「スゴイな」と思った人とはいつか一緒に仕事がしたい。

そんなふうに、自分が「ときめく」ようなことをいくつか仕事のなかに用意しておくと、面倒だなと思ってしまうようなタスクにも向き合いやすくなるんです。

私自身は、これからどんなふうに働いていこうかな?と考えたときに、どんどん“越境”していきたいなという思いがあります。

思えば営業時代の失敗は「私が企画に口を出してはいけないのかも」と自分の仕事の範囲を狭めてしまったことも原因のひとつ。「よくある内容のキャンペーンだな」と感じたのなら、どうすればより面白くなるか発言しても良かったはずです。

自分たちの所属や肩書を気にしすぎることなく「楽しそう!」と思ったプロジェクトにはどんどん参加していきたいし、そんなプロジェクトがあるときに「串田さん、ちょっと来て!」と呼んでもらえるような存在になりたいですね。


<プロフィール>

プロフィール画像

串田未来(くしだ・みく)
上智大学を卒業後、2013年パナソニックに入社。現在(21年5月)、ブランド本部でパナソニックが目指す「A Better Life, A Better World」を体現するさまざまなイベントや展示会の企画・運営を担当

パナソニック採用HP

画像3

★★★
「#あの失敗があったから」コンテスト開催中

みなさまの今の自分につながる「失敗」を、私たちにも教えていただけるとうれしいです。どのような投稿が届くのか、いまからとても楽しみにしています。

私たちのnoteでも、選考とは関係なく、随時取り上げていきたいと思います。

みなさまぜひお気軽にご参加ください。たくさんのご応募をお待ちしております!

コンテスト詳細はこちらから。


この記事が参加している募集

note新エディタ

よろしければシェアもお願いします!
一人ひとりが、いま以上の「いま」をソウゾウしてゆくために。パナソニックの公式note「ソウゾウノート」は、<あしたのソウゾウが響き合う>をコンセプトに、毎日の営みのなかでこれからの道をソウゾウしていく場所です。みなさんがソウゾウしたことも教えてくださいね。