【noteコンテスト】#やさしさにふれて

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やさしい先入観

やさしい先入観

出社しても朝から晩までだれとも話さずにそのまま退社することもある、いまのわたしからは考えられないことだけれど、前職はバリバリの接客業をやっていた。 大企業の人柱として最前線で老若男女を迎え撃つ日々。もちろんいい思い出もあるけれど、「あなたにいいお見合い話あるんだけどどう?」なんて声をかけてくるお節介マダムや、「個人情報保護だなんて融通がきかない!邪推しすぎ!」とわめきちらす性善説論者たちの相手をするのに疲弊して、たった2年で辞めてしまった。 最近になって、思い出す出来事が

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あたたかくてやさしい~息子が出会った関西のおかん達~

あたたかくてやさしい~息子が出会った関西のおかん達~

障害児をもつ親にとって、「子供の自立」はとても悩ましい課題だ。どこまで親が手を出して介助をし、どこから自力でやらせるのか・・・。その線引きが非常に難しい。できたら家族以外の人と関わり合い、たくさんの人に揉まれて生きてくことが理想だと思う。 そんな我が家には、肢体不自由の息子がいる。 幼少期から高校を卒業するまでの間、私たち夫婦は、両足と左手が不自由な息子にずっと付き添ってきた。どこに行くにも車で送迎し、上手くできないことは代わりにやってあげて、夫と二人で息子の手となり足と

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