発想欲がわく化学素材の展示会⁈ 新米で創った「マテリアル・マルシェ」
みなさん、こんにちは!マテリアル・イノベーション・マガジン編集部です。
マテリアル(以下、化学素材)の社内オンライン展示会「マテリアル・マルシェ」をご存じでしょうか?このたび、この 「マテリアル・マルシェ」が、日本の広告写真作品のトップを決める(公社)日本広告写真家協会公募展( APAアワード)2023で「美しい日本賞」を受賞しました!
化学素材を食べ物に見立てて紹介する「マテリアル・マルシェ」の取り組みは、どのようにして生まれたのでしょうか。紐解いていくと、どうやら「若手社員」「クリエイティブ」がキーワードのよう。
今回は「マテリアル・マルシェ」の誕生秘話に迫ります。
「マテリアル・マルシェ」はこちら!
※パナソニック社員の方はこちら(teams)からもご覧になれます。
「Material Marcheへの入り口」はこちら
若手中心のチームで目指した「発想欲がわくコンテンツづくり」
そもそも「マテリアル・マルシェ」はなぜ企画されたのでしょうか。
クリエイティブディレクションを務めた迫さんに聞いてみました。
技術的なことを魅力的に親しみやすく伝える
「化学素材を食べ物に例える」というアイデアから始まった「マテリアル・マルシェ」。紹介する化学素材は、社内で募集し「我こそは!」と声をあげた、ストレッチャブルフィルム、ガスセンシング材料、人造大理石、グラファイト[Curo]、蛍光体、セルロースファイバー樹脂の6種類に決まりました。
紹介するからには、見た目や触感、特長、開発のきっかけや、実際にどんな製品に使われているかなど、たくさんの情報を伝えなければなりません。
6種類の化学素材それぞれの膨大な情報をまとめる作業は、どのように進められたのでしょうか?
また、多くの人に興味を持ってもらうために、表紙のメインビジュアルは
チームみんなで総力をあげて検討したそう。
化学素材が、完全に食べものに見えてしまうと、クリエイティブとしての引っ掛かりがなくなってしまうため、「良い違和感」が出るバランスを探しました。撮影に参加するのが初めてのメンバーもいる中、試行錯誤。最終的には、カメラマンさんの力で、「化学素材を食べ物に見立てたビジュアル」が、想像以上に魅力的になったようです!
入社3か月の新米でも「いちクリエイター」。良いものはちゃんと採用される
「マテリアル・マルシェ」のチームは、前述のとおり若手社員が中心。
入社して日が浅く、お互いのことをまだよく知らない中で仕事をするのは、少し緊張した…という声も。でも、制作を進める中で、自然と打ち解けていったそう。
会議室の壁の一面に検討アイデアをずらりと貼って、「このアイデアが良いんじゃない?」「いやいやこっちも可能性あるよ!」などと忌憚なくディスカッションを繰り広げたり、先輩社員がやると思っていたプレゼンテーションを突然振られて焦ったり、厳しくも貴重な経験が積めたようです。
テクノロジー×クリエイティブで、未知なるレシピを求めて
アーカイブ展からはじまった「マテリアル・マルシェ」ですが、化学素材の活用アイデアを社内の若手で創出する「マテマルワークショップ」や、化学素材とのふれあいキット「マテマルBOX」など、たくさんの取り組みに展開し、 _and Materialコンソーシアムの内外で広がり続けています。
これらはクリエイティブからの自主提案をきっかけに実現した企画。_and Materialに参加する技術者の方々は、クリエイティブに興味津々。今の_and Materialに必要な施策であれば、好意的に捉えてくれることが、クリエイティブ人材の大きなモチベーションになっています。
テクノロジー人材にとっても、クリエイティブ制作のプロセスから、開発中の化学素材の魅力や可能性を発見できるため、Win-Winの関係のよう。
最後に、クリエイティブ人材の3人に「これから化学素材でやってみたいことは?」と尋ねると、「マルシェをレストランに進化させて、リアル展示会をやりたい!」「化学素材を、いま求められている社会課題に絡めて伝えたい!」など、たくさんのアイデアがこぼれるみなさん。化学素材に発想欲をかきたてられているようです。
化学素材の開発プロセスでは、「テクノロジー」と「クリエイティブ」はほとんど交わることがありません。でも、異なる分野の専門家同士だからこそ、コラボレーションした時に面白い化学反応が生まれるのかもしれません。
マテリアル(化学素材)を起点に未来の暮らしをソウゾウする「_and Material」は、クリエイティブ人材が自由な発想でソウゾウ&活躍できるフィールド。
「ちょっと面白そう」「この化学素材も、クリエイティブの力をかりたい!」という方は、一緒に取り組んでみませんか?
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and.material@gg.jp.panasonic.com
魅力を伝えたい・紹介したい化学素材を募集しています。
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次回も、テクノロジー×クリエイティブで化学素材の魅力を伝える取り組みをご紹介します。どうぞお楽しみに!