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お客さまのお困りごとに何でも応えられる、 よろず屋になりたい。

「やりたいことは、全部やってみなさい」。何かに迷った時は、そう言って両親はいつも背中を押してくれた。だけど、その時は違った。大学3年生になって、長期留学の前にどうしてもちゃんと英語を勉強しておきたくて見つけてきた、1カ月間、1日10時間みっちり英語が勉強できるという格安のプラン。行われる場所が、治安がいいとは言えない国とあって猛反対された。「あとで留学に行くのだから、そこでしっかり勉強すればいいじゃないか」。そう言うのも、よく分かる。でも、そんな国に行くことこそが、自分の血や肉になると思った野間瑞稀は、何度も説得し、ついに両親は根負けした。

平日はひたすら勉強し、土日はボランティアを手伝った。そこで見たのは、日本にいたままでは決して会うことはなかった貧困に喘ぐ人々。ショックだった。はじめて食事を手渡した時の気持ちは、今でも覚えている。しかし続けていくうちに、心の奥でこんな思いが頭をもたげた。「この人たちは、ボランティアが終わったら、どうなってしまうんだろう。これでは何も変えられていない」。それは小さな萌芽だった。やがて、海外で働きたいという強い思いへと育っていった。

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「デバイスを売りたいです」。パナソニックに入社する際、そんなことを言ったのは、その方が海外で働ける可能性が高いのではと思ったから。正直、経済学部だった彼女には、デバイスのことはよく分からなかったが、「とりあえずやってみる」というのが、これまでの経験のなかで培われてきた彼女の信条だった。

「パナソニックが、そんなことをして大丈夫なの?」。配属が決まり、仕事内容が分かってくるにつれ、そう思った。世の中的にはライバルと呼ばれることも多い電機メーカーからの依頼を、一手に引き受けるインダストリアル営業。テレビやヘッドフォン、スピーカーなどのオーディオの担当として、お客さまのご要望や、隠れたニーズにお応えするデバイスをご提案するのが彼女の仕事だ。時には、パナソニックと競合してしまう製品をつくることだってある。「最初は驚きました。でも、お客さまのお困りごとに何でもお応えするのが、私の仕事。今では心のなかでパナソニック、ゴメン!って思いながらやっています」。

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彼女が取り扱うのは、パナソニックのありとあらゆる商材。それをトータル提案できるのがこの仕事の魅力だ。たとえば、住宅に使われる材料が、新しいオーディオ製品の開発につながることもあるため、お客さまの情報だけでなく、社内の膨大な数の商品を知らなくては仕事にならない。社内には、世の中に発表されていない技術もあるので、そこは人脈が重要になる。「こういう案件がなければ、出会わなかっただろうって人にお会いできたり。パナソニックは、こんなことやっているのかって発見があったりするのが、たのしいんですよ」。最近はさらに、お客さまの海外工場へデバイスを安定供給するため、現地販社と連携を取って開発活動の支援を行うなど、海外に関わる仕事も増え始めている。

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3年目。これまでと、これからのことをこんな風に思う。「パナソニックは、やりたいって手を挙げると、何でもチャレンジさせてくれますし、任せてくれる会社です。だから、入社する前に描いていた夢の半分くらいは叶えられているように思います。今後の目標は、国内で経験を積んで、絶対に海外勤務したい。その経験を新規ビジネスに活かしたいし、いつか家族も持ちたい。やりたいこと、まだまだたくさんあるんですよ」。

<プロフィール>

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野間 瑞稀(のま みずき)
営業
インダストリアルソリューションズ社
2016年入社 経済学部卒
家が広島の市内と田舎のちょうど中間くらいにあったせいか、子どもの頃は渓流で鮎を手づかみできるほど腕白だったそう。趣味はランニング。会社の仲間と、皇居の周りを走ったりしているとのこと。

◆パナソニック採用HP
https://recruit.jpn.panasonic.com/

*所属・内容等は取材当時のものです。

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