調達を通して直面した社会の課題にも、 解決策を発信したい。
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調達を通して直面した社会の課題にも、 解決策を発信したい。

「経営に直結している。それが醍醐味であり、やりがいです」。そう語る深道誉之の仕事は、「調達」。現在、電気自動車向け電池の負極材料の契約業務を担当している。時代の潮流のなか、電気自動車向け電池はパナソニックでも重点事業と位置づけられ、世界最大規模で生産しているものだ。複数の購入先から材料をどんな比率で購入するのか、どの購入先にどのような設備投資をお願いするのか、事業成長を見据えて計画。必要に応じて複数年度の契約を結ぶこともある、スケールも責任も大きなミッションだ。

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若くして負極材料の担当をまかせられている深道だが、「調達」という仕事を知ったのは就職活動のときだ。大学で工学を専攻していた深道は、材料工学の勉強ばかりやっていた。鉄鋼材料や半導体材料、バイオ材料など、扱うものが多く知識欲は満たされたが、思わぬ壁にぶつかった。実験で「分量を間違えたのでは?」という結果が幾度か続いたのだ。気づかされた、自分は手先が不器用なんだと...。狙い通りにいかないジレンマ。とはいえモノづくりは大好きなので、就職活動はメーカーに的を絞った。出会いは、候補のひとつとしていた会社説明会にあった。パナソニックだ。担当の方が「調達」のおもしろさを教えてくれた。法律や経理、開発、貿易など、さまざまな角度の知識が必要とされるのも自分に合っている。そして理系で当時「調達」を募集していたのはパナソニックだけだったのだ。

入社早々、「調達」の部署に配属されてBCP(事業継続計画)に関わった。2年目からはプレス・樹脂成型品の価格契約を担当し、実践で「コスト契約」の重要性を学んだ。これは原材料購入から納品に至るまでのサプライチェーンにおいて「ムダ」を徹底的に排除した価格で契約することで、裏を返せば購入先の事業継続に必要な利益や人件費を削るようなことは行わず、購入先との共存・共栄をめざす契約である。コスト契約を行うには担当部材のサプライチェーンを把握し、各プロセスのコストを合理的に算出する必要がある。この取り組みはバイヤー育成の研修が兼ねられており、上司の指導のもと想定以上の収支貢献を実現。飛躍のきっかけになり、現在の担当につながっている。

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着実にキャリアを積む深道だが、調達の仕事には2つの魅力があるという。ひとつは「社内外のプロフェッショナルから知識を得られたり、モノづくりのノウハウや貿易の基本など、自分に欠けているものを吸収できること」。深道の貪欲さは高校の恩師の影響が大きく、「自ら調べ、自ら考えよ」という教えを今も実践している。ネットで何でもわかる時代だが、それでは受け身。考える癖をなくさず、自分事にすることの大切さを感じているのだ。そして2つ目の魅力は「自分の提案をしっかり聞いてもらえ、経営に活かされること」。若いうちから大きな案件を担当させてもらえ、成長の機会が非常に多いと実感している。

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現在、社内では「調達改革」というテーマのもと、全社の知見を集約して調達のオペレーションを変革しようとしている。2030年に向けて次なる施策の立案を行う時期にさしかかっているが「社内だけでは解決できなくなってきた社会的な課題、資源の枯渇や物流に顕在化する働き手不足に、パナソニックならではの解決策を提起し、アクションを起こすことが求められると考えています。注文書を出すだけではものが届かない状況において、購入先・運送業者とも協同で課題解決が必要です。これを私自身が推し進めていきたい」。課題は大きく解決に時間もかかるが、深道はさらなる目標に向かって「自ら調べ、自ら考え」奔走する。

<プロフィール>

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深道 誉之(ふかみち たかゆき)
調達
グローバル調達社
2013年入社 新領域創成科学研究科卒
伯父は大学の教授で、磁石を研究。幼い頃見せてくれた磁石は超強力で、子どもが引いてもビクともしない。魔法のようだった。 「工学はおもしろいぞ」と言っていた伯父の言葉が、工学系に進むきっかけになった。

◆パナソニック採用HP
https://recruit.jpn.panasonic.com/

*所属・内容等は取材当時のものです。

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