オリンピック・パラリンピックがくれたもの-「若さ」の肯定が世界を豊かにする
若い人々は、どこか、この社会を諦めているような気がする……。パナソニック株式会社のオリンピック・パラリンピックマーケティングチーム・福田泰寛さんは、以前から、どこかそう感じていました。
現在、日本における年齢の中央値は48.4歳であり、今後もこの数値は上昇していきます。圧倒的なマジョリティである中高年の下で、今、10代〜20代の若者は「マイノリティ」となっている。そうして、自分たちの意見が通らず、その存在を顧みられない若者たちは、この社会に対する諦念を膨れ上がらせています。