小さなデバイスから、
より良い世界をご提案したい。
母は若い頃、バックパックひとつで、世界を歩き回ったという。その時の話を、子どもの頃からよく聞かされていたからか、奥田康介にとって海の外の世界は、どこか遠くにある場所ではなく、いつかきっと行く場所であった。大学生になると、母と同じようにいくつもの国を旅した。英語は得意ではなかったけれど、生まれも、文化も、何もかも違う人たちと、確かに心を通わせたと思える体験を重ねた。旅の空の下で考えたことは、世界と日本のこと。その日々が「日本の技術力を使って、世界中の人々のくらしをより豊かにした