知財発の、クロスバリューイノベーションを
起こしたい。
「青色LED訴訟和解」のニュースを見たことがきっかけだった。「職務中に発明した技術の対価として、一社員に8億円もの大金が支払われる」。この事実に、高校生だった彼女は驚き、興味を惹かれた。そして、「職務発明の対価」をテーマに高校の卒業論文を書き上げると、大学の法学部では、ゼミで知的財産法を学んだ。「将来、この知識を活かせる仕事に就きたい」。そう考えたのは、自然な流れだった。
入社後、配属されたのは、本社の知的財産部門。希望通りの部署に就くことができた彼女に、試練が待っていた。