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一人ひとりの可能性に向き合い続けたい

みなさま、2021年もよろしくお願いいたします。
パナソニック株式会社note編集部です。

2021年の初note投稿は、パナソニックの採用責任者 萬田(まんだ)の「#はたらくってなんだろう」に対する想いをご紹介いたします。

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こんにちは。パナソニックで採用責任者をしている萬田です。

パナソニックとnoteがコラボした投稿コンテスト「#はたらくってなんだろう」が12月14日にスタートしました。この場を借りて、私の「#はたらくってなんだろう」への想いをお伝えしたいと思います。

「はたらく」の「アンフェア」をフェアにしたい

私はパナソニックでもかなり特殊な経歴を歩んでいます。入社してすぐに、シンガポールでマーケターとして働き、日本に戻ると同時に人事になり、社内ベンチャーを立ち上げ、その会社の社長になるなど様々な経験してきました。そして、それぞれの視点から“採用”について、考えてきました。

その中で、あることに気付きました。

それはキャリア選択において“情報” “物理的距離” “機会”・・・など、様々な「アンフェア」が存在すること。それ故に、望ましい仕事選択ができない状況があることです。

例えば、新卒採用において私たち「企業」は「学生」がしっかりと判断するだけの情報や機会を学年に関係なく提供できているでしょうか。綺麗な側面ばかりを強調して伝えてしまっていないでしょうか。

一方で、「学生」は「内定獲得のためだけの就職活動」をしてしまい、「企業」に本音を語ることなく、自分らしさをどこかに置いてきてしまっている。(※全ての企業や学生さんが上記のような状態という訳ではありません。)

そんな関係性で、より良いマッチングがなされるでしょうか?

私は、キャリアに関する情報格差や機会格差をなくすことで、求職者と企業が「フェア」にマッチングされる世界に変化させていきたい。

それが、採用の責任者として、一人の人事として、一人の大人として抱いている想いです。

情報格差からくる「アンフェア」は企業の中も同じ

昨年ぐらいから、他の大手企業の人事のみなさんと一緒に大学で授業をする機会をいただいています。

その授業についての打ち合わせの中で、相手が「ハッ」とした表情をすることがあります。それは自分たちの会社の中だけでは気付かなかったものが見えた時なんです。

固定観念が外れ、そこから新たな成長機会がうまれて、驚くほどに成長していく。その姿を目の当たりにしています。

情報格差、機会格差に捉われているのは求職者と企業の関係性の中だけではありません。企業の中にも存在します。しかしながら、その格差解消は一社で解決するには限界があります。裏を返せばそこには大きな可能性があると感じています。

例えば、学生と社会人が相互に交流し、学び合う教育のカタチの変化。

例えば、企業と企業が相互に交流しあう人事のありかたの変化。

あらゆる関係性をオープンにすることで、さまざまなつながりを生み出すことが、「アンフェア」の解消につながっていくのだと思います。

一人ひとりに、生まれてきた意味がある

「アンフェア」を無くしたいと考える根底には、私の「人の可能性を信じる気持ち」があります。

これまでの経験のなかで、人が機会や環境で変わっていく姿を見続けてきたからこそ、一人ひとりの未来への可能性を信じています。

人は生まれてきたからには、その人生に意味がある。その一人ひとりにとっての、よりよい人生を送ってほしい。人生に意味があるからこそ、羽ばたいていってほしい。

採用で出会う方々に対して、そして同じ目的に向かって行動を共にする仲間にも。常に、どんな立場の人に対しても「尊敬と期待」を持って接することを心掛けています。

もとをただせば、集合団地のガキ大将だった少年時代から、ずっと続いている仲間や後輩への面倒見の良さからきているのかもしれません。

パナソニックに入社して以降も振り返れば、先輩方に自由にさせてもらった経験の影響も大きいでしょう。自由に動けた。それは当時の若い萬田の可能性を信じていただけたからこそ。

自身がそのようにしてもらい、得ることのできた代え難い機会があったからこそ今がある。これから続く世代に対して今度は自分が「一人ひとりの可能性を信じて、任せる」。

そうして機会をつくっていきたいのです。

おかしいと思うことに「おかしい」と切り込む素直さ

一人ひとりの可能性を切り拓こうとしたときに、私が大切にしていることが「素直さ」です。

そんなことできないでしょ、というようなことを目の前にした時に、「本当にそうなのかな?」とまず考える。多くの場合、目の前にあるルールで、そうしなければならないと縛られている。

ちょっとした視点の変化で、まったくちがった景色がみえてくることがある。それを伝えていきたいと思っています。

社会に目を向けて、賢い人がつくった都合がいい世の中の仕組みにのっかることに疑問を持つ。そこから発想が広がり、面白くなっていく。

私が好きな言葉に高杉晋作の「おもしろき こともなき世をおもしろく」があります。どうせ生きて死ぬなら、わくわくした時間を積み重ねていきたい。

そのために必要なことは、「素直」に捉えて、想いを持ち、行動する。ただそれだけなんですよね。

やっちゃいなよ

おそらく行動することのハードルって、誰にとっても高いことですよね。

若い人にとっては、経験がないから一歩を踏み出せない。

逆にシニアの方々であれば、経験がありすぎるからこそ、新たな環境への一歩は踏み出しにくくなってしまう。

そこを後押しするものは何か?というと「青黒さ」なんだと思います。

ちょっと語るのが気恥ずかしいくらいの青くさい想いや夢。志を持つこと。それが心の若さになり、松下幸之助創業者の青春の話に通じます。

※気になる方は、こちら

一方で、いい大人だからこそ、その夢を実現するために仕立て、巻き込んでいくしたたかさが必要。それが「青黒さ」です。

私は、50歳を過ぎていますが、私自身が常に変化し、対峙している環境に適応していかなければ、企業の生死に直結するんだという気持ちで仕事に向き合っています。

採用から、日本を変える

「採用」とは10年後の会社を創る活動だと捉えています。

一方で、その活動が「パナソニックだけのため」のものかというと、そうではない。社会の公器たる我々が、採用を起点に社会を元気にしていけると信じています。

いまの就職活動、あるいは労働市場の硬直性はまだまだ健全な状態と言い切れません。結果として、社会における人材のマッチングにはまだまだ機能不全。

「アンフェア」な状況です。

私は、パナソニックが採用のあり方そのものを変えていく存在にしていきたい。企業の枠を超えて、産官学で枠を超えて、人を育て、よりよい機会選択を通じて、多くの人の可能性が切り拓かれていく。結果的に社会に活力が生まれる。

そう考えています。

そのための活動として、まだいまは一歩目を踏み出したばかり。自分自身が志を持って「はたらくこと」を通じて、世の中の「アンフェア」を無くしていきたい。

これから、まだまだ仕掛けていきます。

採用から、日本を変える。そう信じて、私は萬田個人としても、パナソニックとしても、活動を続けていきます。

<プロフィール>

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リクルート&キャリアクリエイトセンター所長 
萬田 弘樹(まんだ ひろき)

1992 年、同志社大学を卒業して松下電器産業(現パナソニック)に入社。海外勤務を強く希望し、入社直後にシンガポール赴任。その後キャリア採用部門を立ち上げ、社内ベンチャーとして採用コンサルティング会社の設立し、経営に携わる。以来、グループの人財ビジネス会社の役員や海外企業の人事責任者を経て、本社採用部部⻑に就任。現在、リクルート&キャリアクリエイトセンター所⻑として、新卒採用、キャリア採用、セカンドキャリア支援を統括。

◆パナソニック採用HP
https://recruit.jpn.panasonic.com/

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「#はたらくってなんだろう」コンテスト開催中

みなさまがどんな「はたらくこと」の意味をとらえているのか。私たちにも教えていただけるとうれしいです。どのような投稿が届くのか、いまからとても楽しみにしています。

私たちのnoteでも、選考とは関係なく、随時取り上げていきたいと思います。

みなさまぜひお気軽にご参加ください。たくさんのご応募をお待ちしております!

コンテスト詳細はこちらから。
https://note.com/info/n/n3d64a2c3c456?magazine_key=m34503f09eedf